2019年01月31日

アンテルテさん18〜




18回



フィーナ「今日の日記はポット君。新海域を前に立ちはだかった海賊との一戦だったみたいだけど」

手こずりはしたけどイサナさんの並外れた体力と
アラカさんの鮫肌ド根性パワーのおかげで、
無事、邪魔者をどかす事ができた。
…ようやく新しい海だ!!

ラボが示す調査先はふたつ。
ストームレインの秘宝とアトランドの環境データの調査だ。


フィオ「無事突破ー。内容がどうであれ結果がでればいいのだー」

フィーナ「で、選択の時。相談をしてアトランドに決めたみたいだね」

フィオ「アンテルテさんの調子も良くないという話だったけど、そういえば前回そんな感じだったね」

フィーナ「自分目線での日誌を書いていることで、ちょっと主人公な気分のポット君。
実際関わっているコトの大小はあっても、皆主人公だとしてもおかしいわけじゃないと思ったり」


フィオ「と、ここで呼び出しがあったみたい。前回に言っていた、頼みごと……、かな?」

 はかせに話があると呼び出されてしまった。
 …一体なんの用事だろう?
 ダツの大群をハッチに詰め込んでショートさせた事とか
 実験室の薬品を棚ごと落としたのがばれたのかな?
 それともラボでダーツ大会を開こうとした件だったり
 再起動中に浅漬けの重石にしたこと怒ってる?
 あとはメモリーをいじって買い物のメモ作ったりとか
 はかせのスペアパーツを勝手に改造したりとか
 ラボ資金でガチャガチャまわしたりとか
 あとはあれもあるし、しいていえばこれもかな…

 うーん、まぁいいや!
 なるようになるだろう。
 面倒ごとは適当に!


フィーナ「……」

フィオ「……」

フィーナ「ギルティ」

フィオ「どうしよう、問題が多すぎてツッコミが追いつかない」


19回



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フィーナ「額はラストにしておいてやる」


20回



フィオ「担当者不在」

フィーナ「タコスとタコは何の関係も無い!」

フィオ「タコ・イカス」

フィーナ「実際イカ・タコスって美味しいのかな。タコスのどのあたりにイカ要素をねじ込むのかがカギになりそうだけど」


21回



フィオ「この落書きをしたのは誰だぁ!」

フィーナ「この図からヒントが読み取れるはず……! ポット君だな(余所見ながら」



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---- @*   o    
----  * o
----    ○ o
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----   ヘ :へ\ ))))  
----    `  oの
----        *@  
----        ゚
----          O  ゚



22回




 きょうもあたまのうえでうみがうごめく
 くらやみのそこの おおきなからだは
 くろいうみをのみこみ ちいさないのちをさらってゆく
 いのちをかきわけ くにをこえ
 にしへ ひがしへ うえに したに
 
 ただようささやきごえは だれのものだろうか
 とうめいなまぶたは ふかくふかく よるのうみへ

 ちいさなひかりは ほしのまたたきか
 ちいさないのちの かすかなこえか

 だれかのこえを きいたきがした
 かおもしらぬ だれかの どこかにいる だれかの
 ちいさな ささやきごえが きこえたきがした


フィオ「海の中で詠う詩のような。海の中は暗くて、色んなものが見えない」

フィーナ「小さいならばなおさらだね、体が大きいものからしたら、小さなものを見ることはとても難しい」

フィオ「だからその音も、その声も、気がしただけで、本当にあったのかどうかは、だれにもわからない」


23回



*頭のない鶏がラボを走り回っている*


フィーナ「ホアッ」

フィオ「ヒェッ……」

フィーナ「あー……あれか、ちゃんと吊るして屠らないとね」


24回



----log-xx-xx-xx-xxxx---

(――ドタバタ ガチャッン ピーーーー)
xxx
「たたた大変なコトにおきっ…あああ…
 だ、だれかーー!誰かきてくださーい!!!」
xxx
「……ったく…うるせーーーぞ リョーリヤァ!!
  何だヨ今度は。鍋でも焦がしたかよォ?」
xxx
「ヒィン!!ゴメンナサイ!!!
 ……じゃ、なくって…ち、違いますよぅ…!
 今回は、まだ、何にも、燃やして、ません……!!」
xxx
「じゃあなんなんだよ!!?(ガッチャーーーン)」
---
「--------!!
  ------------------ッ!!!」
xxx
「アーーアッ!!今度はエラーかよォ!?イチイチ気に障るヤツだなテメェは!!
 …ケッ ナンでもカンでもビクビクしやがってよォ……(ぶつぶつ)」


フィオ「会話の感じからして、アンテルテさんの関係者さんたち……なのかな?」

フィーナ「機械関係っぽいワードも出てきているからね、でも大変なことってなんだろ」

フィオ「『今回は』」

フィーナ「料理は難しいからねしかたない」

フィオ「まぁそれはそれとして、第三者の介入があって、リョーリャさん復活」

xxx
「……ハッ!そうです、そうでした!!
 …鶏!鶏なんです!
 あの、倉庫の冷蔵庫に見事な鶏がありまして……
 料理――"ローストチキン"にしようと、思いまして。」
xxx
「――やァっぱり料理じゃ……ムウ!!」
xxx
「……もう。
 …いいよ、リョーリヤ、つづけて?」
xxx
「…ハイ、ゴメンナサイ……!!!
 …ええと、あの、そうです……
 そう、調理の為に鶏肉の腹に、ですね、
 スゥーっと爪を差し込んだ、んですけども…………」
xxx
「………ですけども?」
(――ガラガラガッシャン  パリン パリン パリーン)
          (ゴトゴトッ) 
    (パリン ガッチャン!!! プーーーーー!!)
(ゴトンゴトンッ)
   (バタバタバタッ)


フィーナ「鶏……」

フィオ「あらら」

フィーナ「やぱりラボの出来事と関係があったみたいだけど、どういう風に関わっているのかはわからないねぇ」

フィオ「遠隔から何かしてるのかな、アンテルテさん自体がわからない部分も多いし、謎はとけないね」

フィーナ「とりあえず、鶏は『面白い事』だけですまない気がする(後始末的に」


26回



 誰かのイタズラのだろうか?
 医療室のカーテンにイカナメクジ柄の 
 アップリケが縫いつけられている…


フィオ「犯人がわかった気がする」

フィーナ「ちょっと、まだ何も証拠が無いのに。特定するのは失礼じゃないかな」

フィオ「でもたぶんそうじゃない?」

フィーナ「……まぁね」


27回



フィオ「日記、記入者は……?」

フィーナ「あれ、これ誰だろう、ポット君っぽいかなっと思ったんだけど、なんかちがう」

○月○日
 なんていいお天気!
 海はおだやかで絶好の実験日和だ。

 運動不足になりがちなこの生活だが、
 ====に薦められた一日一回の健康運動が
 なかなかに良い効果を発揮しているように思う。
 特に室内作業でへそを曲げた背骨のヤツなんかは
 思い切り伸ばしてやることで機嫌がよくなったような気がする。

 私の予想ではそろそろあちらの報告が上がる頃だ。
 散歩ついでにアイツをちょっくらからかってやるとしよう。
 きっと楽しい事になるに違いない。



フィオ「この前の謎の人たちの誰かかな、たぶん楽しげだった人」

フィーナ「運動はいいね、身体も動かさないと固まっていくし」

フィオ「楽しい事……か」


28回



フィーナ「謎生物」

フィオ「生物なのだろうか」

フィーナ「虫……っぽくない?」


31回



フィオ「メリクリ!」

フィーナ「どこかにいるサンタからの、言葉の贈り物」

フィオ「季節の挨拶って、世界とつながってるみたいで嬉しいよね」


34回



必要なもの。

 シェルボックス A-03分離機 メンリタル調査薬
 -イカ殻結晶石 -海の雫 -xxxx
 -短波カロシウム結晶 -電磁貝コイル -LO紙ワイヤー

----足りないもの、とは。
 七つの海の宝、すべてを統べる魔法、それとも…?

 すべてをフラスコの中に。


フィーナ「買い物メモにも見えるけれど、その名のとおり『必要なもの』」

フィオ「お店だけで手に入るものもあるだろうけれど、そう簡単に入手できないものもありそう」

フィーナ「足りないものがなにかはわからないけれど、こちらは手に入れるのも難しそうなものばかり」

フィオ「とても大きなフラスコが要るね、入れて、逃がさないために」

posted by エルグ at 18:10| Comment(0) | 日記
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