Pno1020:イルヤさん
Pno1030:テオさん
Pno1033:ラティスさん
Pno1042:ソラさん
Pno1045:メルエットさん
Pno1080:ロジェさん
Pno1093:ヨビスエさん
Pno1102:姉妹と仕立て屋さん
Pno1154:ノーチェさん
Pno1189:金獅子様さん
Pno1192:イリューザさん
Pno1213:弁天ちゃんさん
Pno1245:Z姫さん
Pno1283:ゼクスさん
Pno1299:オリナさん
Pno1457:こくりさん
Pno1461:リンシャンさん
Pno1473:アイリさん
Pno1488:ファルトさん
Pno1509:レキ&ジョカさん
Pno1659:リンスさん
Pno1730:スヴェータさん
イルヤさん Pno:1020
フィーナ「2月14日のプレゼントの日。お世話になっている人にプレゼントを渡せる日ということで、テリメインに来てからいろんな形で知り合った人たちへ、チョコレートを配っているみたい」
フィオ「手作りは魅力的だけど、こういう環境だし仕方ない。何らかの手段で、キッチンを借りることが出来るならまた違うんだろうけれど、そうそう、思いは値段じゃないのだ」
フィーナ「沢山の人に渡すからどこか駆け足気味になっているけれど、それだけの出会いと交流が続いているということなんだろうね」
フィオ「またムネの事いわれてる……」
フィーナ「ミオさんもラビさんに渡せていたみたいで……いい恥じらい。これは思いに気づいてほしいな」
フィオ「気づいたら気づいたで、あたふたしそうかな」
フィーナ「感謝と共に、日々はまだ続いていく、プレゼントの配布お疲れ様」
テオさん Pno:1030
フィオ「おーやーすーみー」
フィーナ「長い休みに対する二つの考え方について」
フィオ「どちらもあまり良くない末路ではあるけれど、なんとなくわかる気がする」
フィーナ「性質が変わるのは人でもあることだけど、こうやって二つを持ち続けることもあるのかも」
ラティスさん Pno:1033
フィオ「休日の三人、PTメンバーのほうじゃなくて、会社のほうの集まり」
フィーナ「キッチンに集まってどうやらお菓子作りをしているみたい。これが女子か……」
フィオ「ヘイゼルさんの口撃も意に介さず、進めようとしたけれど、どうやら材料が足りなかったようで」
フィーナ「一週間前だと使っちゃうこともあるかもねークルミ使う料理か……私には想像つかないけど」
フィオ「ヘイゼルさんとライラックさんが買出しに言ってくれることに、なんだかんだ優しい」
フィーナ「ということで向かったのは協会直下のお店。時間が早ければ、探索者との取引も出来て、良い品が合ったのかもしれないと」
フィオ「田舎っぽいじゃなくて田舎。まぁそれでもあるものはあるし……」
フィーナ「ついでの買い物もいろいろしようということで、それをお会計に持っていくのだけれど……」
フィオ「あー……まぁたしかにね、そこまで発展していないというのがその理由か」
フィーナ「沈んでいた(いる)わけだしねぇ……ふむ、探索者同士の取引はそういう見方もあるか、ほしいものがピンポイントで手に入るぐらいに考えていたんだけど」
フィオ「まぁとりあえずはクルミ……あとは厳選して、と」
フィーナ「いろいろ問題があったけどただいまーと」
フィオ「遅いから別のにしちゃった☆」
フィーナ「……許さん」
フィオ「キッチンの使用時間が有限なように、部下の使える時間もまた有限なのさ……たまの休みだったのさ……」
フィーナ「ラティスさん、画像を上げた時のテンション微妙に高いよね」
ソラさん Pno:1042
フィオ「晴雨の中で掃き掃除にいそしむソラさん、ゴミ拾いもそうだけれど、いろんなことを楽しそうにやるね」
フィーナ「苦悩することもあるけれど、基本的には楽しげだよね、さて一仕事終えて声を上げたところで、話しかけてきたのは」
フィオ「神父様。ご苦労様といってもらったけれど、懲罰としてやっているのですと恥じて。自分からやっているわけじゃなかったんだね」
フィーナ「また……。しわを刻むのはかわいそうだ」
フィオ「クラウド神父はソラさんの『しているつもり』に及第点はあげられないなと言って、相手を見るように告げる」
フィーナ「それはユキさんとしっかり向き合えということで、彼女は確かにトゲがあるけれど、意地悪だったりするわけじゃないし、ちゃんと考えがあってのことだしね」
フィオ「最近は小言を上手に受け流しているとのことで。でも確かに、小言を言う人の思いも流しているようなものだよね」
フィーナ「ユキさんもユキさんで難しい役割を自分から選んでいるし、ちゃんと向き合ってみれば仲のいい姉妹のようになるかも?」
フィオ「それは言わないお約束」
フィーナ「クラウドさんが来たのは、この話をするためじゃなくて、お客さん?」
フィオ「ソラさんの過去からすると……。古い知己ってことだけど」
フィーナ「見た目から普通の人じゃないのはわかる、まとっている雰囲気も常人のものとは思えないけど」
フィオ「正面から見ても、その顔は見えず……イッタイナニモノナンダー」
メルエットさん Pno:1045
"本は便利だ。本は知恵の泉に水を浸し、錆びた泥を清らかな水にしてくれる。"
"本を読めば、カラカラの小川に初めて水が流れるときのように、驚きと発見と癒しをもたらしてくれる。
眼窩の奥に懐中時計のような複雑な螺子巻き構造があったのならば、
それがギュルギュルと、滑らかな音を立てて回転していくような感覚がする。"
フィーナ「育ててくれたハンスさんの言葉と、それを実感として受け取ったユーリスさん」
フィオ「うん、賢いと思う。都会との水準が違っていても、平均よりは上なんじゃないのかな」
フィーナ「傍から見ていて感動しているのがわかるような反応というのは、もしかしたら自分で感じるよりも、いいものかもしれない」
フィオ「宿に泊まり始めてから数日、波風が立つというわけでもないけれど、記憶が欠落しているということは、いろいろなものがかけてしまっているというわけで……」
フィーナ「まずは何とか身元を明らかにしようと奔走しているのだけれど、少女を連れてというわけには行かなくて、どうしても部屋に残すことになっちゃう」
フィオ「保身のため……というのは厳しい評価だね、他人が一番良いという選択だけを選んで、自分が困ることになったら本末転倒じゃない?」
フィーナ「まぁでもそういうところまで考える、というのもユーリスさんらしい。かな」
フィオ「さてそんなこんなで、訪れた四日目……」
フィーナ「鍵のかかった部屋にもどると生活の跡が見つけられてちょっと安心、だーけーれーどー」
フィオ「拾った初日から着替えた様子はなくて……ふむ……はじらいだね!」
フィーナ「がんばった、がんばったよユーリスさん!」
フィオ「そのうえ、髪の様子からもお風呂にも入っていない様子で……」
フィーナ「トイレが大丈夫だったのは朗報だったけれども、質問の答えは……」
フィオ「恐れていた事態に発展しちゃったね!」
フィーナ「楽しそうに言わない」
フィオ「まぁでも、衛生面は大事だよね、真面目な話。だからさぁ、剥こう」
フィーナ「思わず声を上げてしまうような事態、でもやらなくちゃならないから……」
フィオ「おおー」
フィーナ「天井ばかり見ていると変なところにぶつかるかもしれない」
フィオ「in the 風呂」
フィーナ「経験が生きたな」
フィオ「教えて、自分でもやってみる、そんでやらせる、うまいね」
フィーナ「その成果は十分あったようで、少女はお風呂を覚えた!」
フィオ「寒い時期のお風呂は身体の中から温めてくれるからねぇ、ほくほく」
フィーナ「のぼせてるーっ!?」
フィオ「体感すればわかるからね、これもまた経験でしょ」
フィーナ「お着替えもさらりと済ませて。アフターケアもしっかりしてる」
フィオ「あー髪ね……」
フィーナ「床屋タイム。語りかけるのは昔読んだ民話」
フィオ「そのなかで先ほどみた裸体から、おかれていた状況にも思いを向けて」
フィーナ「星座が作られたときの話かな、旅人が頼りにするアレ」
フィオ「お風呂と同じぐらい気に入ってもらえているとは」
フィーナ「読み聞かせが上手ってこともあるだろうけれど、ちょっと疑問を持ったら、それを聞けるし、何よりその会話が楽しいのかも」
フィオ「これが本の便利さ」
フィーナ「さて、そんな風に話しながら髪を手入れしていたのだけれど」
フィオ「あーあ」
フィーナ「こんじきのまっしゅるーむ」
フィオ「技術が必要だからこそ、美容院があるわけだしねぇ、おしゃべりしながらとなればさらにかな」
フィーナ「でも、二人で出かけるその理由が出来たのはよかったのかも、美容院までの道は視線を気にすることになるかもだけどね」
ロジェさん Pno:1080
フィオ「壊れてしまったベルトを直そうとしているけれど上手くいかなくて」
フィーナ「普段はこんなことがないはずなのに、そんなときの思い出したのは」
フィオ「……ふむ」
フィーナ「残された言葉と外したときの思い出。もう付けるなよ、か」
フィオ「解釈をして腕につけていたけれど……これは言葉が力を持っちゃってるのかな」
フィーナ「ご主人様も得体の知れない人だからねぇ、ロジェさんはまだ持っていたいと思うのだけれど……どうするのかな」
ヨビスエさん Pno:1093
フィオ「人の持つ意外な趣味について。見た目だけじゃわからないってことだね」
フィーナ「短歌。意外……だな。ちょっと渋めの趣味って印象がある」
フィオ「短歌の簡単な説明ー。例も出してもらったけど、好きな短歌ってある?」
フィーナ「散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ かな」
フィオ「有名どこだね」
フィーナ「あんまり詳しくはないからね、ヨビスエさんも適当な認識らしいし」
フィオ「若い女子に対するちょっと失礼な説だなぁ」
フィーナ「別れて、遺されたものはのろいだけじゃなかったわけか」
フィオ「ということで、送りつけるべく短歌を作っているヨビスエさんだけど、……三月、もありましたね」
フィーナ「お、新しい摂取手段」
フィオ「ペコさんからプレゼントされ続けるトロピカルジュースをすすって……そ、その感覚はちょっとわからないなぁ」
フィーナ「ぽろっと出た言葉がきっかけになって作っていく。あるねー」
フィオ「こういうのをみてるのも面白いね」
フィーナ「一つ目は中々上手くいかないもの、次」
フィオ「骨組みが出来て、それに手を加えていく。試行錯誤は創作の道。迷って迷って。消して書いて」
フィーナ「ある程度書いたところで完成ーと。迷いすぎると沼にはまっちゃうこともあるからね」
フィオ「へぇ……ボトルシップもいろいろあるねぇ」
フィーナ「書くんじゃなくて声でなんだね」
フィオ「海辺、去っていく歌に小芝居でも寂しさを告げて」
フィーナ「その視線はどっちだったんだろうね。まぁでも、スキルの名前として傍に居てもらえるなら、寂しさも紛らわせるかも?」
姉妹と仕立て屋さん Pno:1102
フィオ「思い立ったように問いかけられたのは、なんて事のないふとした疑問で」
フィーナ「その答えがちょっとすっきりとしないのは何か含みがあるからかな、今は雇用関係ってわけでもないだろうから、正装にこだわる必要は無いと思うけど」
フィオ「もったいないという言葉もわかる、その服のまま潜るという選択肢も無いわけじゃないけど」
フィーナ「あれ、なんか、言わなきゃよかったみたいな雰囲気出してる?」
フィオ「訪れるのが早い我慢の限界と、やたら手際のいい物色」
フィーナ「貴族の嗜みですわ」
フィオ「流石は長い付き合いともいえるのか、墓穴を掘るレフさんを尻目にブツにたどり着いて」
フィーナ「なるほど……」
フィオ「布面積が少ないほうが勝ち……みたいな話も聞いたし、悪くないんじゃない?」
フィーナ「いやいやいや、大丈夫、むしろそういうのが好きな人も多いって聞くし? 自分の選択に自信を持つべき、そうするべき」
フィオ「所謂、恥ずか死ってやつだね!」
フィーナ「公認の仲だからこそ、ゆったりと進めるのがいいこともあると私はおもうなぁ」
フィオ「で。簡単な問題です。ここは海の世界で、ここに水着があります。はい」
フィーナ「まだ何も言っていないのに即答して、すぐさま帰ってくる宣告」
フィオ「あーこれは肉食獣の笑顔ですわ」
フィーナ「ナイスキャッチ」
フィオ「おねーちゃん、あれなーに?」
フィーナ「こういうときは指も指さずにささっと回れ右するのがマナーだよ」
フィオ「傍目から見守る目は呆れも混じっているかもしれないけれど、なんとなく優しい感じがする」
フィーナ「タスケテアゲテー」
ノーチェさん Pno:1154
フィオ「今日の記録者はヨセフさん、掌帆長をやっているらしい」
フィーナ「副船長の検閲って本当にあるんだねーウカツなことかけないね」
フィオ「でも書き直し程度で済んでるんなら、まだいいのかも」
フィーナ「自分から唯一のって言い出す人は大抵こうだな……」
フィオ「だけれど重要な役職なわけだし、自己申告のとおり常識は踏まえてるんだろうね」
フィーナ「でも一度は破り捨てられる……と」
フィオ「あーうん……ほらこれ航海記録だからね、恋人にあてる手紙じゃないからね!」
フィーナ「さて、進路にはどうやら、例のアレがいるようで……あ、イフリートニゲテ」
フィオ「実際かなりモテていたんだね。容姿もよかったみたいだし、性格もちょっと軽そうなところがよかったのかなー?」
金獅子様さん Pno:1189
フィーナ「最初からやけにテンションが高いのは、ついに目的である懸賞金をかけられることが出来たからなんだけど」
フィオ「手配書作成早いよねー海賊ゆるすまじってのが世界の意志なのかな」
フィーナ「お仕事してるアピールかもしれないけどね。さて、早速嬉々として確認してみると……」
フィオ「でぇーん!!」
フィーナ「初日のミスがきちんとめぐりめぐってきたのだ……」
フィオ「わりと多くの人がやっているように、適当に偽造しておけばよかった……」
フィーナ「まぁでもそういうのをちゃんとやっちゃうのも、らしいといえばらしい気がする」
イリューザさん Pno:1192
フィーナ「探索を始めて一週間、まだまだ新しい課題は生まれて続けているものの、テリメインでのふるまいかたについてある程度固まってきたみたい」
フィオ「気づかなかったことも見えてくるし、チームメイトともお話できているみたいでよかったよかった」
フィーナ「そんな時分、探索を始める以前から大雑把に伝えられていたテリメインの成り立ちについて」
フィオ「滅んだ世界。という名目ではあるけれども、全てが等しくまっさらになったというわけではないみたいで、幾つかの残滓があるのだという話も聞いている」
フィーナ「最先端拠点で用いられていた魔法から考えると、やっぱりそういうこと……陸上生物が水中で長時間活動するための技術だね」
フィオ「ふむ、たしかに、逃げ延びるために使われた技術が、現在は探索者達の支援にも使われている、とするのが自然な考え方だよね」
フィーナ「規模の程はさておいて、拠点化するほどの基盤があった可能性はあるかも」
フィオ「さて、そして本題、かな。何故テリメインは滅んだのか、それはどういったものだったのか」
フィーナ「その原因が時間のかかる、ゆったりとしたものならばまだしも……」
フィオ「大きすぎる力が働いたのだとしたら、かなりヤバイと」
フィーナ「全ての願いをかなえる魔法、ってのが危なさそうなのもそういう香りがあるからかなぁ」
フィオ「と、悲観的になっていた思考を振り払って」
フィーナ「職業病だよねぇ、期待をしすぎない。都合よく考えない。保険を設ける」
フィオ「知らなかったから、死んじゃったー。なんてマヌケもいいところだけれど、実際に起こりえることだしねぇ」
フィーナ「だからこそ学者なんかも現地に出ることを重視する人がいるんだよね、戦闘能力のない人の護衛なんかがよく依頼にのぼってくる」
フィオ「高村さんと連れ添った時間。種族の違いで体感としては長い時間ではなかったけれど、その時間を必死に生きる人間を見れたわけで」
フィーナ「ドラゴニュートでありながら、どこか人間の心配性を思わせるのはそのあたりからなのかもね。まぁたしかに好奇心を先導に飛び込んでいけるというのも一つの楽しみではあるけれど」
フィオ「順番は大事だね、唐突な事実に触れたとしても、前提が伴っていなければ、それを正しく理解し、飲み込むことは難しい。この探索の行く末が、真実にたどり着くのか……それすらまだ判らないけれど、それはまだ始まったばかりであるがゆえに」
弁天ちゃんさん Pno:1213
フィーナ「昔レッドバロンってサウナ屋だと思ってたんだよね、地元のレッドバロンの裏にサウナ屋あってさ」
フィオ「表記でわかりやすくするのは大事だよね、特に他の地域とか世界で使う言葉と被っている場合には」
フィーナ「探索(バカンス)」
フィオ「メメタァ」
フィーナ「やった分だけ目に見える形で帰ってくるってのはやる気になるよね、だからこそ大きなことを為すためには、小さな成功を積み重ねるように言われるのだろうけど」
フィオ「あーそんなことが」
フィーナ「高嶺の花だと思われたのかもしれない、草食系だけに」
フィオ「ガツガツ脱線するから叱られた?」
フィーナ「ただ報告することもあまりなくて、口にしたのは超越的な視座からのもので」
フィオ「あまり深刻になりすぎず、かかわりすぎないほうが良いってことかな」
フィーナ「自分達の立ち位置が独特だからなのかな、それぞれやらなくちゃいけないことあるってのも大変だよね」
Z姫さん Pno:1245
フィオ「勘違いでよかった」
フィーナ「ただ、本当にそうなのかという疑問が浮んで。確かにしばらく合っていないと相手がどんな風になっているかなんてわからないものね」
フィオ「一年か……人が変わるには十分な時間かな」
フィーナ「ただ、大変だからといって他の近道があるわけでもなし、探し続けるしかない……というのは過酷な道のりになるね」
ゼクスさん Pno:1283
フィオ「ダンスは艦長の嗜み。といえるほどは踊ってはいないみたいだけれど」
フィーナ「階級が高かったり、いいとこの出だったりすると、ダンスって標準技能のような気がするよね」
オリナさん Pno:1299
フィオ「未知のエリアを探索する二人がたどり着いたのは、船内とは思えない異質な場所で」
フィーナ「植物系の食物がこんなに……しかも生きてるよね」
フィオ「ただ、自然の形とはかなり異なっているみたい。少なくともこういう風には実らないはず」
フィーナ「人にしろゴーレムにしろ世話をする人材が見当たらないのも不思議だね。で……人参? なんか違う野菜にすらみえるけど」
フィオ「味は良質みたい、料理にして出せば、ただの美味しい人参かな」
フィーナ「追加で味見しようとしたら、なんか動き出した?」
フィオ「……すごいな。1から10まで完全に自動なんだ」
フィーナ「シオネさんがこの部屋をうまく使うことを考えていると、今度は大きな音。やってきた扉が閉じられてる」
フィオ「ちょっといじったけれど、なんか違和感? 部屋全体が揺れて……」
フィーナ「もしかしたらだけど、これ便利すぎない? 遠さが問題にならなくなるんじゃ」
こくりさん Pno:1457
フィオ「セルリアンの海をひゅんひゅんおよぐ、こくりさんたち、目的を変えたことで、いつもと少し違う一日になったみたいだけど……」
フィーナ「すっごいみてるよ……お。便利な発声方法だ」
フィオ「技とか息の乱れって、外から見てわかるものなの?」
フィーナ「小さなものなら隠せるけれど、表に出てきちゃうぐらい乱れているってことかな」
フィオ「さよさんは疲れを主張して。再びの指摘だったからか、若干わずらわしそう。こくりさんもあまり深くは言わなかったけど、それが良かったのか悪かったのか」
フィーナ「補給が目的の買い物で、さよさんはレトルトの野菜を渡されて……対応を見るとやっぱりわずらわしいのかもね」
フィオ「おーじや。久々の暖かい食事、カレー以来でなければいいのだけれど」
フィーナ「おもむろにラジオにスイッチをいれるこくりさん、身構えるさよさん。だけど今度はラジオを聴くためだけみたい」
フィオ「まぎらわしいな」
フィーナ「へぇ、そんな番組があるとはしらなんだ。探索者の情報をもっているってことは協会の関係者とかなのかな」
フィオ「探索者たちから情報を集めているのかも」
フィーナ「聞き耳を立てているとどうやらこくりさんのことが紹介されているようで」
フィオ「あ、ラジオをラジオとして使っているときは、カード出すんだね」
フィーナ「やっぱり協会のデータを手に入れているのかな? で、有名だから紹介する必要ないよとしているこくりさんだったけど……」
フィオ「……おぉん」
フィーナ「パーソナリティさんがんばれ、リスナーさんがんばれ、それでも苦労するようなこくりさんがんばれ……」
フィオ「まぁでも異世界だしね、と。態度ではうなだれてはいるものの、実際に落ち込んでいるわけではなくて」
フィーナ「こういう場所なら仕方ないよって感じ。さてラジオは続いて、イフリートのお話へ。あーそういえば探索地を変えなければ発見できていたんだね」
フィオ「残念ではあるけれど、用意をして挑めるならそれもそれで……ん?」
フィーナ「こくりさんが見ていたのは、さよさんの影を帯びた因果。……突っかかっていたのはこの所為もあったのかな。そしておそらくこの後に控える強敵との一戦もまた……」
リンシャンさん Pno:1461
フィオ「いいことにしろわるいことにしろ、慣れるとそこからまた変わるのも難しい、ただそれがいけないかどうかはわからないな」
フィーナ「私はそういう感傷を大事にしてほしいと思うけれどね」
アイリさん Pno:1473
フィオ「海の底、さらにその奥。強制労働施設に連れて行かれてしまったアイリさんは……」
フィーナ「迂闊の代償である絶え間ない労働は、身体はもちろん精神まで蝕んで。普段を知る人が見ても、本人だと認識するのをためらうぐらい」
フィオ「言葉もどこか曖昧になっちゃってるしねぇ……」
フィーナ「頼るべき(頼って良いのかはわからないけれど)執事も姿を見せず、自分自身がただ向き合うしかない問題に、追い討ちをかけられるのかと思いきや、それを受けいれて、再起の糧にする」
フィオ「再び燃えた意思は先を、ただ先を見据えるもので、今回のことも決して悪いことばかりじゃなかったのかも」
ファルトさん Pno:1488
フィーナ「ここ最近忙しかったのか、ちゃんと日記を書こうとするファルトさん」
フィオ「引越しとかあったしねぇ、条件もいろいろ縛られていたし」
フィーナ「パーティ組めたってのは、闇鍋じゃなくてかな。岩……だった?」
フィオ「テリメインの深層を見た気がする」
フィーナ「まぁでもファルトさんの感想が全てじゃない? 近しい存在なら友達にもなりやすい」
フィオ「文字だって練習すれば上手になるよ……なるからそれはやめよ?」
フィーナ「うごかしにくいのはわかるけれどね……」
フィオ「少女の見た目をしているから、常識必要だと思うなー私はある程度人としての常識は踏まえているつもりだし!」
レキ&ジョカさん Pno:1509
フィーナ「三日月が高く輝く夜。ジョカさんには珍しい夜更かしをしているようで」
フィオ「レキさんは不思議そうに声をかけて、返ってきた答えはこれまで抱えていた疑問を尋ねるものだったけど」
フィーナ「不本意、か。予定が予定通りにすすまないというのは、確かにそういう側面もあるだろうけれど」
フィオ「気にするほどのことじゃないと答えて、確認にも笑顔を返す。たぶん自分の信念も、相方に対する満足もそこにはあるんじゃないかな」
リンスさん Pno:1659
フィーナ「テリメインの海は不思議な海。特殊・魔境・悪魔的。いろいろな言い方はあるけれど、普通の常識は当てはまらない」
フィオ「そんな海に探索者達は立ちむかっているのだけれど、いろんなことがわかるにつれて、噂も仮説も飛び交って、この海の本質に近づいたような、全然わかってないようなそんな気にさせてくるね」
フィーナ「その中の一つ、特殊な海流。これがもたらすものは、海という広さに反して、自由に選んだはずの道が、合流地点を定めたかのように集まってしまうというところだそうで、だからこそ、最先端探索拠点なんてものがあるわけだけれど、人が集まる……ということは当然商機が生まれるということで」
フィオ「激戦区に出店した店は今日も繁盛。それは重畳。だけれど今日はいつにも増した熱気があって……」
フィーナ「……イベント?」
フィオ「えぇと……あぁ、なるほど、前回の引きからこうくるのか」
フィーナ「なるほど、衆人環境でなら当たり障りのない対応もできないからね」
フィオ「そのあたり意図的じゃないみたいだけれど」
フィーナ「ドラジェさんが大変だってのはいつもどおり」
フィオ「審査員で賞品だからね、兼任はいつだって大変だ」
フィーナ「仲違いしているわけじゃないってのが、こんなに恐ろしいものだとはしらなんだ」
フィオ「ドラジェさんも条件を突きつけるついでに賞品からも降ろすように交渉してるけれど」
フィーナ「探索者よ……わかるっ」
フィオ「むしろそれがいい」
フィーナ「というわけで、賞品からは格下げされたのか、勝者へのご褒美もきまって、ルール説明」
フィオ「ライリー氏ノリノリだなぁ」
フィーナ「環境としてはホームかとも思ったけれど、その体質だと衆目におかれる状況は確かにきつそう」
フィオ「だけれど勝算、というか自信はあるみたいだね、愛情と言い切った以上は勝たなくちゃならない」
フィーナ「最初のお題は卵料理。一般的な食材だけれどさて」
フィオ「鶏卵とは言ってないんじゃない?」
フィーナ「盛り上がる店内、勝負の行方はどちらに」
スヴェータさん Pno:1730
フィオ「クシェルさんに連れられて街を行くスヴェータさん、あわせたい人がいるってことだけど」
フィーナ「まともじゃない、ね。まぁそれぐらいで臆するような二人じゃないし、何よりクシェルさんの紹介であるわけで」
フィオ「一見してボロ屋だけれど、第一印象で決め付けるとよくないことが多いからね」
フィーナ「不相応に清潔で、頑丈な扉を抜けると、外からは判断できない清潔な空間へと。ただそこに漂う臭気にスヴェータさんは警戒を強めて」
フィオ「血の臭い……嗅ぎなれたものだね。その中でも腹の中の、か」
フィーナ「以前もしていたって事だけど、年中腹を裂かれた人がいるような場所?」
フィオ「説明しようとするクシェルさん、だけれどそれをさえぎって現れた白衣の、少女のような女性。間髪入れずナイフを抜いて」
フィーナ「クシェルさんが制したけど、抜いたのは全然間違いじゃないね。お医者様……ねぇ」
フィオ「どういうコネかはわかったけれど、人物評価はかなり辛辣だね、いやまぁしかたないけど」
フィーナ「これは深い眠りですね……」
フィオ「そういうこと、だとはわかっていたつもりだけど。実際に見ると結構クルものがあるね」
フィーナ「あちゃあ、もうちょっとがんばれなかったのかな」
フィオ「がんばりの問題なの?」
フィーナ「説明をしたジャンヌ先生だったけど、なにやら怪しい声と視線」
フィオ「……援軍は期待できない、丸く治める方法は……あるかなー?」
フィーナ「事情が事情だけに下手な手は打てない。命がかかっているのとまた別路線で超厄介な状況!」
フィオ「迫ってくるのは貞操の危機! 相手はかなり変態!」
フィーナ「ぐちゃぐちゃになって動けないスヴェータさんを助けたのはやっぱりクシェルさん、天使か」
フィオ「暗殺者じみた一撃だったけどね」
フィーナ「言い含められていても襲おうとしたのかこの人」
フィオ「とりあえずそのまま、えーと、大人の時間に突入するらしいので、時間をつぶしてきてと」
フィーナ「ネジのはずれちゃっている人との付き合いは大変だよねぇ、魔法が使えなくても、こういうところでクシェルさんは助けてくれているんだねぇ、しみじみ」
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