2017年03月14日

お返事記事



03/14

フィオ「お返事記事だよ」

フィーナ「感想も返事も、随分と遅れてしまってごめんなさい。9回までの書き溜めを分を放出したこのタイミングで返させてもらうね」

>シスルさん 第八回更新

"(そういえば、“潮風の届く場所で”様、励みになっております)
(というか、読まれてる!と思ったからちょっと頑張ったのにアイコンミスするというかなしみ)
(次から気をつける所存です)"



フィオ「ということで、みてくれてありがとう!」

フィーナ「励みになっているってことでとても嬉しい。アイコンミスは脳内変換させてもらったよ」

フィオ「シスルさんといえば、真面目そうだったり不真面目そうだったり、過去の苦しみを引きずったり。この冒険の中でどういう風になっていくのか興味が尽きないね」


>メルエットさん 第八回更新

"
「感想ありがとう。ぼくのはげみになってる」
「ぼくもすこし余裕ができたら、みんなの感想かいてみたい」
「どこにながすか決めてないけど……」
"



フィーナ「みてくれてありがとう、はげみになっているのは嬉しいな……って同じような返しになっちゃってるけれど」

フィオ「本当に余裕が出来たら、やってみたら面白いかもー、書いてもらった人は嬉しいと思うし」

フィーナ「コミュトップにアニーさんが書いているように、コミュニティに感想を投げるのもいいんじゃないかな? もし、多くなったりして、流す場所がなかった時、メルエットさんがよかったら、ここに流してもらっても嬉しいかも。デザインについてはみたとおりになっちゃうかもだけど」

フィオ「(9回時点では)まだいろいろ謎が残っていて、それを二人で解き明かしていくのかなって読んでます。最近メルエットさんのちょっと不思議な口調がかわいい」


>ヨビスエさん 第八回更新

"「みんなの日誌を読んで、しかもコメントしてくれるの、凄いです!
私のも読んでくれてて嬉しい! ありがとう!」
「自分の分を書くだけでいっぱいいっぱいなのに、尊敬しちゃう」
"



フィーナ「みてくれてありがとう、もうちょっと上手にコメントして、読んでいて面白いものにしていきたいな」

フィオ「日誌は文字数とか時間制限があるから、書き続けられているというのもすごいと思うな、コメントはわりと周回遅れになっているし、何より私は自分の日誌も落としているしねー」

フィーナ「普段の陽気さをみているからか、過去編はかなりぐっときたよ、ストレートな表現が素敵だった。ペコさんとの関係やら謎めいた諭吉君についてとか、いろいろ気になることが多いな」


>ケイさん 第八回更新

"「オレもフィオナさんの感想楽しく読んでるっすよ〜。
なんだかんだ知ってる人じゃないとあんまり日誌をしっかり読んだりってしないことが多かったから、フィオナさんみたく感想があると、それをきっかけに見にいったりーとかが増えた気がしますわ。いつもありがとうございます(拝む」
「……ヒドい目に遭わなきゃ勝ちみたいなとこ正直ある」
"



フィオ「楽しく読んでもらえているようでなにより。『読みに行くきっかけになりたい』というのはひそかに願っていたことなので、そういう使い方をしてもらえているのも嬉しいです」

フィーナ「だからもっと上手に書いて、この人の読んでみたいなぁ。って沢山思ってもらえるような形になりたいものだね。間が開いちゃうと、そういうのもなえちゃうかもしれないので、なるべくペースを守って継続していきたいな」

フィオ「勝ってない! 勝ってないよ! 勝ち(実質)かもしれないけれど!
でも、なんか勝ちな気がしてきた、怖い!」



>アファイブさん 第九回更新

"「天使使いは荒いですが、わりと大らかな神サマなんですよ?!
それに、コチラには干渉できないみたいなので
今の内に好き放題言っておくのです!
感想、楽しみにしてますねー!」"



フィーナ「ほう、それなら大丈夫そうだね、雑用とかをやらせつつ、いろんなことに厳しいとかだと、窮屈になりそうだし」

フィオ「あまり好き放題言い過ぎて、大らかな神サマが青筋うかべないようにねー
感想、遅れちゃったけれど、何とかだしました!」


フィーナ「アファイブさんはレベルの高い他者追随型バカンス勢だよね、テリメインは実際バカンスしている人たちにも魔物をけしかけているみたいだけど。
この先も面白ポイントが多そうだし、パーツも見つかりそうだし、報告書にもいろいろかけそうな雰囲気あるよね」



>姉妹と仕立て屋さん 第九回更新

"「そういうことなら、大丈夫・・・なのかしらねぇ。
感想は読ませて頂いているわ。どこに注目されたのかが第三者視点で
分かって、参考にもなっているわよ。」
「(ここに来たばかりの日誌で、何かに気づかれてたみたいだけど・・・)」
"



フィオ「大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ。今回みたいに音沙汰無くなったら、「あー」と思ってもらえれば」

フィーナ「読んでくれてありがとう。書いた人と読む人は見えるものが違うから、面白かったり、参考になっているというのは嬉しいな」

フィオ「そういえば、あれってなんだったの?」

フィーナ「ん……? 秘密」

フィオ「えーなにそれ」

フィーナ「瑪斗さん達の日誌は探索やバカンスをしているんだけれど、マイペースで進む日々はなんか安心させてくれる。これも困難を越えてきた人々の余裕なのかもしれないけれど。ただ、9日目に見せたような影もあるし、この後どういう風に過ごしていくのだろうね」


>ノーチェさん 第九回更新

"「発言しないまま、こっそり参加していただけの。
 なのに感想とか頂いていてびっくりかも。フィオナさん、すごいコミュ主さまかも!
 やる気につながるもんね、みんな、日誌は途切れさせちゃダメかもー!」"



フィオ「見てくれてありがとう、でも私はコミュ主様じゃないよ」

フィーナ「アニーさんだね。絵日記がすごいコミュ主さんだよー」

フィオ「ノーチェさんの日誌は航海日誌のような雰囲気あるよね。持ち回りになってから、いろんな役割の人が現れたりして、本来の業務からは解き放たれているんだろうけれど、船を動かしているとは思えないような自由さがとても楽しい」


>拍手コメント 2/12の

"こんにちは、更新を楽しみにしています。途中から参加された方の分は、その回から日記を頑張る!という場合もありますし、遡ってコメントされなくてもよいのではないでしょうか、と思うのですが、どうでしょう。最終判断はかんりにんさんが考えるようにして頂ければと思うのですが、負担にならず頑張りすぎず、気楽に続けていって欲しいなと思っています。"



フィーナ「最初にお返事遅れてしまってごめんなさい。更新楽しみにしていただいているということで嬉しいです」

フィオ「ご意見ありがとう。追いつけていけている間なら、問題なかったのだけれど、どんどん遅れちゃって、どうしたものかなと思っていたところだったから、考える機会になりました」

フィーナ「それで、今回のようにとりあえず、取り組んでいる分については書かせてもらい、そのあとで余裕が出来たときに、過去の分へと手をつけていく方針で行ってみようとおもいます」

フィオ「アウトプットしたほうが、書く側としてもいろいろやりやすいということで……」

フィーナ「いろいろお気遣いありがとう、基本的には継続優先でのんびり最期までついていけたら良いなというスタンスでやっています。外部サイトなら、終了後にも書くチャンスはあるわけだしと」

フィオ「ということで、改めましてメッセージありがとうございました! のんびりじっくりやらせてもらうので、長い間お付き合いいただければ幸いです」


お礼とお詫びとお知らせ



フィーナ「トップで告知したように、幾つかのお礼とお詫びとお知らせになります」

フィオ「タイミングが唐突だけれど、ちょっといろいろあってね」

フィーナ「まずはお礼。各種リンクやいただいたコメントについて」

フィオ「各種リンク。
Rの手記様:早い段階でリンクもらってました、ありがとうございます!

Wiki:貼ってくださった方はわからないけれど、ありがとうございます!

各種宣伝(twitterとか?):リンクをはって宣伝していただいていました。現在はこんな状況ですけれど、何とか頑張っていきます!

海底のガチャガチャ様:キャラページよりリンクをいただいていました。ご多忙により離脱とのことですが、ガチャガチャの運営や、独特な世界観の日記楽しませていただきました!」


フィーナ「次にコメントについて。これはお詫びのことも入っちゃうんだけれど
コミュでいただいたコメントは一応目を通しています。
今のところ全然追いつけていませんが」


フィオ「それで、もらったにしてもなんかタイミングがつかめなくてお返しできなくてごめんなさい! これから先に返すのも何か妙だし、多分個別には返せないと思うのです」

フィーナ「何とかして追いつけたら、その場その場の分は返したいなと考えています、差がかなり生まれてしまってはいますが、追いつくつもりではあるので」

フィオ「あと、途中加入の人の過去日記にはどう対応するのか、ってこのページの上でも少し話したけれど、正直今は追いつこうとするので手一杯ですごめんなさい!」

フィーナ「加入時からのコメントになっていますが、過去日記も読んでいるのでそのあたりは信じていただければ、と思います、うっかりと見落とし何かがないとも言い切れませんが」

フィオ「最後にお知らせについて」

フィーナ「コミュニティの出入りや、ゲームからの離脱などがありますが、加入している間の日記にはコメントをさせていただきたいと考えています、なので現在のリストと異なることがあることもありますが、ご了承いただければ幸いです」

フィオ「コメントされるの嫌だから抜けよう。という風に思わせてしまわないように、これからも頑張っていきます」

フィーナ「それでは今回はこのあたりで、更新も一緒に出来ればよかったんだけれど」

フィオ「ご意見・ご感想があれば、気兼ねなく送ってもらえると嬉しいです、まずは何より追いつけよ。ってとこだけど!」

posted by エルグ at 23:18| Comment(0) | 日記

2017年03月12日

日記感想 第9回更新



Pno013:しじみさん

Pno042:カナンカさん

Pno045:ジギスさん

Pno053:六華さん

Pno061:クーリエさん

Pno066:シンテツさん

Pno068:クロニカさん

Pno077:リーヴィアさん

Pno084:アンテルテさん

Pno121:サフィアさん

Pno122:レーヌさん

Pno138:キノイさん

Pno162:アニーさん

Pno178:ネリーさん

Pno179:ラウラハルトさん

Pno181:イサナさん

Pno216:海底のガチャガチャさん

Pno239:レイルームさん

Pno244:エリザさん

Pno246:サビーテさん

Pno271:ケケさん

Pno288:ミクマリさん

Pno294:ヴァラコヤールさん

Pno339:レオさん

Pno414:神徒さん

Pno424:カランさん

Pno428:エルゥさん

Pno449:マツリさん

Pno476:もくずさん

Pno479:初葉さん

Pno570:アイアンメイデンさん

Pno600:マグノリアさん

Pno640:エリィさん

Pno693:シスルさん

Pno742:ユーノさん

Pno781:ジュラエさん

Pno794:シャウラさん

Pno807:リンネさん

Pno828:すずさん

Pno838:牡丹さん

Pno876:ペン女帝さん

Pno908:アクアさん

Pno916:このみさん

Pno917:ロズさん

Pno918:おっさん

Pno923:ベレッタさん

Pno924:ダルムズさん

Pno933:おじさん

Pno962:素子さん

Pno964:アズテアさん

Pno976:アファイブさん

Pno1020:イルヤさん

Pno1030:テオさん

Pno1033:ラティスさん

Pno1045:メルエットさん

Pno1080:ロジェさん

Pno1093:ヨビスエさん

Pno1102:姉妹と仕立て屋さん

Pno1111:どうぞうさん

Pno1154:ノーチェさん

Pno1192:イリューザさん

Pno1213:弁天ちゃんさん

Pno1245:Z姫さん

Pno1283:ゼクスさん

Pno1432:アギさん

Pno1457:こくりさん

Pno1461:リンシャンさん

Pno1473:アイリさん

Pno1488:ファルトさん

Pno1509:レキ&ジョカさん

Pno1659:リンスさん

Pno1730:スヴェータさん

しじみさん Pno:013

フィーナ「語り部の少女は語る。旅を続けていく暮らしと、人々の中で営んでいく暮らし。たとえば、安定を考えると二つには大きな差があるけれど。"どんな暮らしであれ、危険も苦しみもある"」

フィオ「それでも、望んだものであるならば乗り越えていける。それは小さなしじみでも同じだと、これは前回の子供達への答えのようだね」


フィーナ「襲われた結果の遅れを取り戻そうとして再び危険地帯へと舞い戻る。そこで目にしたものは」

破壊された遺跡、それを指揮するのは雇い主の伯爵


フィオ「……探索者がやってきて、平和が脅かされるかもしれない、と考えていたしじみさんからすると、この光景は相当にクルだろうね」

フィーナ「活動資金と情報のためとはいえこういう相手と一緒に仕事をしたくは無いものだね……」

フィオ「そっかそっか、それじゃあちょっと粗相してもその深い懐で許してくれそうだ。同じぐらい深いっていう海に沈めるとか」

フィーナ「……ダメダヨ?」

フィオ「そうして再びの襲撃。おとりにして逃げている間にもう一回ぐらいおそわれちゃえばいいのに」

フィーナ「それじゃ情報手に入らないし。何より今は、目の前の海賊に集中して……」


カナンカさん Pno:042

フィオ「サボってたんだ……」

フィーナ「小麦粉バーって書くと、すごいパッサパッサしそう」

フィオ「炎のトカゲ……ドラゴンを想起しそうだけれど文字通りかな」

フィーナ「今日のご飯はパスタに決まり?」


ジギスさん Pno:045

フィオ「シグヌータさんが見つめるのは日記帳の破られたページ。忘れたくないものを記録しているはずなのに、破られてしまった理由がわからない」

フィーナ「敗れているということで、何かを忘れたという事実だけが残っていて。かつて同じように破ろうとしたことがあったけれど、本当に忘れたいのなら、そういった痕跡を残さず処分するしかなくて」

フィオ「僅かな空白がどうしても気になってしまう。わかる気がする。破ったときは忘れたほうがいいって考えたのかもしれないけれど」

フィーナ「この空白を埋められるとしたら、かつて二人で一人だった兄しかいないと考えて、そしてきっと確かめたんだけど」

フィオ「その結果がこれか……」

フィーナ「ジギスさんの反応から、シグヌータさんが記録してしまったこと、忘れたくない事……こんなことって」

フィオ「シグヌータさんは毎日の初めにこれを確認するんだよね……何度も。こんな」

フィーナ「決定的に見える二人のすれ違い。解決策があるとすれば件の賭け、なのかな」


六華さん Pno:053

フィオ「砂浜での出会いを思い出す。それは何気ない言葉による救済で」

フィーナ「昨日に続いて引き裂かれそうな気持ちを抱えていたけれど……やったぜ」

フィオ「ボトルシップが繋いだ偶然の出会い、無邪気なレーゼさんの言葉が染み渡る」

フィーナ「案外。がんじがらめに苛まれていた状況を打破するのはこういうことなのかもしれないね」

フィオ「どこまでもまっすぐストレート、自分の悩みも辛くないとの一言で超えていける彼女」

フィーナ「思い悩んで、自分だけではどうにもならなくても、誰かが救ってくれることもある。うんうん、他に好きなことは?」

"「あとねあとね、なまこをあつめるのがだいすき!!」"



フィオ「ふぇっ!?」

フィーナ「アレに惹かれる人もいるということか……り、六華さーん!!」

フィオ「ナマコ○VS六華●」

フィーナ「とりあえず復活はしたけれど、会話の続行は不可能だね」

フィオ「悟られないようにするのは優しさと意地の両方かな、それにしてもかなりの拒否反応だ」


フィーナ「かんっぜんっにトラウマ」

フィオ「小さいころのちょっとしたトラブルが原因、罪悪感がのしかかてきて」

フィーナ「六華さん律儀だよね。そだね、海の底にはビックナマコとか、ビックイソギンチャクとか、ビックウナギとかいるかもしれないし」


クーリエさん Pno:061

フィオ「日誌アイコン? になったね」

フィーナ「練習試合での苦い経験、旅を続けていくのなら相手の手札をみて学ぶことも大事だよね、その威力で大きな怪我が無くて本当によかった……」

フィオ「旅を円滑に進めるための幾つかの努力、自分を鍛えるだけじゃなくて、こういうのは器用なクーリエさんらしいかも」

フィーナ「極彩色……ジュース……?」

フィオ「興味を持った結果で、悲惨なことにならなくてよかったけれど」

フィーナ「テリメイン産だろうし、水に負けない染料なのかなぁ」


シンテツさん Pno:066

フィオ「報告書ください」

フィーナ「締め切り明日だし……」

フィオ「朝イチなんで実質今日まで」

フィーナ「ひぇぇ」

フィオ「要求は厳しめの事務インさんだけれど、優しいところもちゃんと見せて」

フィーナ「そうだよねぇ、見てないのに書いたら捏造にもなりかねないし、重要なものなんだから。がんばれシャッチョサン」

フィオ「やる気があるのはいいことだ、事務インさんのつぶやきは聞かなかったことに……」


クロニカさん Pno:068

フィーナ「空気切れという敗北を味わって。まとわり付く疲労感のなかで、届いたメッセージをみて」

フィオ「どうしようもないというほどではないけれど、欲する心は強く」


フィーナ「ふるさとでは生きる道を神官に決められていて、それに逆らうことで、そこを離れる人もいた。クロニカさんは離れるという選択肢すら与えられなかったから、”役目”が実質的にも心理的にも重いものになっていたのかも」

フィオ「だからこそ出てきた言葉だけれど、ただの一度も失敗しないで、役目を果たし続けるなんて……」

フィーナ「たまたま上手くいっていたのを、自分の実力だと勘違いしてしまうことは、ままあることだけれど」

フィオ「現状に対する認識が違うから、やっぱりちょっとかみ合わない。もらっているものとささげているもの。賃金が相場から見て安いのは確かだし」

フィーナ「過去の出来事から、結論を導いて。ディドさんはそういう考えに縛られていることが不満なのかやっぱり不機嫌で」

フィオ「次だ。と、特別前向きではないけれど、新しい考え」


フィーナ「部屋から出て、"次"ということについて考える、うん。厳しいところはあるけれど、これまでの中では捨てようとするようには見えなかった」

フィオ「だけれど、次はないと考えてしまっていたのは、やっぱり故郷でのこと。次は次こそは――。あのひとが断ち切りたかったのはこういうことも含まれるのかな」


リーヴィアさん Pno:077

フィーナ「……何かの魔術かな?」

フィオ「ベーコン」

フィーナ「私の知ってる料理と違う……」

フィオ「でも多分フィーナよりいいもの作りそう」

フィーナ「……べーこん」


アンテルテさん Pno:084

フィオ「何か起きちゃったみたい。日々のちょっとした問題として認識はしていたけれど」

フィーナ「えぇと問題を起こしてしまったのはやっぱりポット君、やっぱりはちょっと失礼かもしれないけれど」

フィオ「うん……うん……水路!?」

フィーナ「床板引き剥がして、ポンプの流れを変えて……うーわー」

フィオ「前回の衝撃はこういうわけだったのか、でも本当に先鋭的だね」

フィーナ「はかせ……いい頭痛薬の変わりに、なにか安らぐ方法はないものかね」


サフィアさん Pno:121

フィオ「そんなに気張らずにやるのも続けるコツだっていうけどねー」

フィーナ「ということで今日は武器紹介とのこと、剣キタ!」


フィオ「シンプルなデザインだね、高いって事はそれなりに付加要素があるんだろうけれど」

フィーナ「意志の強さで性能が変化するとのこと、ガンガンいけるときはいいだろうけれど、迷ったときにどのくらいまで弱体化するかとか、自分の精神状態がこれくらいなら、これぐらいの威力だとかを理解しておかないと扱うのが難しそうだね」

フィオ「同じサイズの二倍ってかなり密度ありそうだねぇ、そのあたりも”準至宝具”がモデルの所以かな」

フィーナ「次は伸びる剣。間合いをごまかしながら使えばかなりいやらしそうだけれど。そうだねぇ、範囲の広さと破壊力を両立させるなら、やっぱり大剣のようなもののほうが優れていそう、長物なら間合いのつかみにくい突きはいいと思う。フォローもしやすいだろうし」


フィオ「あー、一匹だけならすぐ撃退できるけれど、群れられるといろいろ厄介なことになっているみたいだねぇ、持久戦は面倒だ」


レーヌさん Pno:122

フィーナ「船に乗せてもらっているレーヌさんだけれど、ちょっとした問題……。『寝床について』が浮上してきて」

フィオ「女性だからということで、適当な部屋にもぐりこんで眠るわけにもいかない。参考にとシーサーペントのドットさんに話を聞きにきたよと」

フィーナ「海に落ちなければ、甲板でもという彼女。フィンさんも加わって、じゃあ甲板でみんなで寝ようかという話に」

フィオ「みんなの悩みを一気に晴らせるようにとは、いい子だ」

フィーナ「だけれど、ストップがかかる。うん……間違いなく事件だ」

フィオ「突然踏み込まれても文句は言えない」

フィーナ「海賊も活発な時期だからねぇ、だれもがみなというわけじゃないけれど、ぴりぴりしているのは事実だと思う」

フィオ「ということで必死に部屋を使うことをお願いするエルマーさん。レーヌさんは次の案を……」

フィーナ「樹の上で寝ていたから、マストの上はどうかと」

フィオ「なんか商品名でそんなのあった気がする!」

"ちょっと、歌いそうで歌わない、ちょっと歌いそうなセイレーン"



フィーナ「他の船からでもそれを見た瞬間に大変なことになる案件。もちろんこの船の人でも」

フィオ「迷信といっちゃえば簡単なんだけれど、細々とでも信じ続けられてきたことというのは、なかなか覆らないものだよね」

フィーナ「レーヌさんの今度はしっかりとした断定。そうだね、あの問答の日にもそういっていたし」

フィオ「とりあえず乗組員の皆さんがどういう結論を出すかだね」

フィーナ「レーヌさんじゃなくて、フィンさんが歌っちゃうのか……」

フィオ「心配する言葉。レーヌさんは……危ないからな」

フィーナ「希望を告げようとしたところで、話し合いも終わったらしく、荷物をどかして部屋を作ってくれるとの事、よかったね」

フィオ「話はまとまった、さぁ働いて部屋を作ろう!」


キノイさん Pno:138

フィーナ「前回の問いかけ、リッセアスカニアさんは……」

フィオ「!? ……アッハイ」

フィーナ「これは、すごい、姉だ」

フィオ「ライニーシールさんには理解しがたい、それは家族に関しての、深海人としてのあり方ということでもあるけれど」

フィーナ「それにくわえてここまでとはねぇ」

フィオ「あくまでの人の真似事のはずだけれど、種族の変容が細かいところで起きているようにも見えなくは無いかな」

フィーナ「でも受けるといったものは受けるし、出来る限りがんばると。ただ立場があるんだからあんまり目立つなと」

フィオ「余程のことがおきると、そういうことが連鎖的におきやすくなるのかも」

フィーナ「彼女が去った後。偶然に出会ったと装うためにも時間をつぶしながら、キノイさんのことを考える。唯一問題となるもの……そのときに陸の写真が出てきたのは暗示的だね」

フィオ「さて、そんなところにやってきたのはライニーシールさんを探していたリックリマーキナさん。ちょっと変わった魚だそうで、どことなく魚と呼ぶのがはばかられると」

フィーナ「人種もいろいろ魚種もいろいろ」

フィオ「ちょっと前までは同じ部隊に所属していたけれど、いまは能力を活かして伝令の仕事」

フィーナ「そんな彼が知らせるいい知らせ。とりあえずテリメインに手紙ぐらいならおくれるらしいということと、リックリマーキナさんを認めた神様が、偵察のために彼をテリメインと行き来できるようにしてくれるということ」

フィオ「ふむ……神様がそういう立場として存在しているのはおもしろいね、そういえばキノイさんもいろんな神様にお祈りしてたね、シンジンブカイヨネ」

フィーナ「部屋を出る、家族狂いの姉の叫びは誰かに聞かれていたら困るものの筆頭だったけれど、問題なさそう」

フィオ「ただ、妙な噂や推測が泳ぐのはいいものじゃない、リックリマーキナさんの言葉をさえぎったのは、そんな考えがあったのかも」

フィーナ「アルカールカにいて、いろんなことに気を配って動かなくちゃいけない苦労や、それでもどうにかしようとしていること、キノイさんにはそういうことを考えることが無いという苦言。でも」

"――どうか彼がいつものまま、前を向いていて欲しい。そうライニーシールは思った。"




アニーさん Pno:162

フィオ「アニーさんが見る夢、何を伝えようと……」

フィーナ「という夢を見たのだ。とジジイに相談」

フィオ「岩さんと石の関係はきになるねぇ」

フィーナ「夢は夢だと割り切れればいいけれど、現実に食い込んでくる夢は流石に無視しにくい」

フィオ「まったく関係ないものを見ているってわけじゃなさそうだからね」

フィーナ「アドバイスはもらったものの、やっぱりどこか晴れない気持ち」

フィオ「これは幻聴なのか、それとも……」


ネリーさん Pno:178

フィーナ「テリメインでの冒険を続けるネリーさん。かつての冒険と違っているのは、本当に未開の土地を開いていけるというところ」

フィオ「だれも開いていないところを開いていけるというのはやっぱり冒険らしい、よね」

フィーナ「まぁね。でも知られているところを、もっとしっかり調べることも軽んじてはいけないけれど。まったく新しいものが開けると、それを基点としていろんなことが進んでいくこともある。ただ新しいものにすぐ続いていけるのは、同じような冒険者ぐらいなものだから、一般の人の役に立つのは随分先のことになちゃうんだよね」

フィオ「海中を進む足を鈍らせるのは……知ってた」


フィーナ「地上に戻ってハンバーガーを食す。そういえば日が浅いうちにこれ食べようとしていたよね」

フィオ「スキルストーンの転送機能を上手に使った一例、街に戻って、備えてって出来るのはやっぱり便利」

フィーナ「もしかしたらシュナイダー氏が食べているところに遭遇するかもしれない。美食家ではないんだね」

フィオ「食事中に聞こえてきたのは泣き声。どうやらお店の外から聞こえているようで」

フィーナ「食べ終えて外に出て話を聞いてみると……ふむ」

フィオ「開拓されてきているとはいえ、よくわからないことの多い海だからねぇ、転覆とかの大事にならなくて本当によかった」

フィーナ「ただ、この子にとってみればおもちゃを落としたことはかなりの大事で。しかもそれを探しにいく余裕を持っている人もなかなかいない」

フィオ「なら私がいくと。ネリーさんやっさしー」

フィーナ「アレだけ泣きはらしているし、その話を聞いてしまったしね、彼女ならそこまで難しいことではないはず」


フィオ「さて問題の地点はどこじゃと情報収集。事件を生じさせた海流があるとすれば、その情報は当然のように共有されているわけで」

フィーナ「場所を割り出せば、あとは潜って……海の中だけれど、種族に備わった能力で潮を読み、流れていったものを探し出せる」

フィオ「あくまで自然のものに限るけれど、海が多いこの世界だとめちゃくちゃ便利な能力だよね」

フィーナ「海流を読めば、さほど遠くへ行っていない様子、海底を探しまわる……が襲撃」

フィオ「秒☆殺」

フィーナ「そうして岩のはざまに見つけることが出来る、引っかかっていたのかな。それと同時に見つけたものは、瓶底メガネだけれど、これはあの子のものじゃない」


フィオ「とってきてくれたお礼に見せてもらった、男の子の華麗な剣玉術、それに見ほれるネリーさん、ぶらーぼ」

フィーナ「メガネも回収して、手順からいえば、協会に届けるのが正しいのだけれど、何か放っておけないひっかかりが……」

フィオ「親子が去っていく、そうだよね、わりと足止め食らっていただろうし」

フィーナ「港のほうで何が……?」


フィオ「埠頭に集まる人々、端にいる人に尋ねると……人が揚がったと」

フィーナ「あら……」

フィオ「爬虫類系の動きをするネリーさん。揚げられた人を見ると、自然に助けようと身体が動く」

フィーナ「だけれどそれを阻止され……阻止するつもりは無かったんだろうけれど、ネリーさんは子供に見えるし、おいそれと近づけるわけにはいかなかったのだろうね」

フィオ「持ち上げられて暴れるネリーさん、加減はしているだろうけれど。落ちるメガネ……!?」

フィーナ「その……並々ならぬメガネへの執念? もしこれがこの人の持ち物なら、これを探して溺れたってことになるのかな」

フィオ「もう一度助けようとするも、またもや引き止められて……運ばれていってしまった」


フィーナ「ネリーさんは考える」


"自分は、あの人を知っている。
あの人が、どこから来たかも知っている。

どうやって来たのかも、恐らくは。"




フィオ「件のメガネをかけて、病室の天井を眺めている。身体を起こすことは出来ないから、そうするしかないのだけれど」

フィーナ「名を呼ばれて、軽くうなづく、何とか命はつながれたみたい、お金の心配をしているし」

フィオ「協会はこういうところわりとしっかりしてるんだよね」

フィーナ「思考を阻むような眠気、メガネが無くてはほとんど何も見えないような視力。それでも、その視界で一目見たネリーさんを知っているという確信がここにある」


フィオ「ネリーさんは再びの冒険へ。いつもとはちょっと違ったルートを取るので、長めの時間が必要」

フィーナ「うん、やっぱり、オルタナリアの人なのかな」


ラウラハルトさん Pno:179

フィオ「相棒のフィニスさんが悪魔を召還して、かわいらしい人形に入れているらしい」

フィーナ「男の子でもかわいいはアリなんじゃないかな」

フィオ「うん、かなり強い制限があるはずなんだけれど、相当にやり手なんだろうね」

フィーナ「少しずつにぎやかになってきた部屋、竜はしゃべ……」

フィオ「ふりじゃないよ!」

フィーナ「なんなんだろうねこれ、本当はしゃべるのか、幻聴の類なのか」

フィオ「疲れているのかもしれないねぇ、バカンスしなくちゃ……」

フィーナ「すごい使命感だ……」


イサナさん Pno:181

フィオ「部屋にあるのは紙と筆、前回の手紙は……」

フィーナ「ちゃんと返事は書けたみたい、でついでに故郷へ手紙を書こうとして」

フィオ「……飽きたー」

フィーナ「他人への返事は礼儀の範疇だけれど、家族に対してだからまぁべつにいいかなと、特別に問題があったわけじゃないし、と」

フィオ「部屋を出て、いくつか気になることを確かめに……この何かはアレかな」


海底のガチャガチャさん Pno:216

フィーナ「>みどりのかけら」

フィオ「不可逆な生命の流れ。その中で気づいてしまったものは」

フィーナ「孵化して、そこから生きるための知。それは先祖から脈々と受け継がれた本能」

フィオ「不自由な身で行ける場所は限られている、羽根を得ることが、次の世界へのカギ」

フィーナ「陽に満ちた世界への焦がれ。種がみなそれを望んで、羽根を、新しい生を心待ちにしている……だけど」

フィオ「見てしまったのは……キッツイな」

フィーナ「蛹の中で起こる変容は、『それ以前』とは別の存在を生み出すこと、そして『それ以前』は……」

フィオ「悲痛な叫び、だけれど、それを止めるには、本能に逆らうには、一つしか方法は無い」


レイルームさん Pno:239

フィーナ「前回漂流してしまったレイルームさん、流されると疲れちゃうよね。自分のペースでやれるといいんだけれど」

フィオ「レイルームさんに問いかけるアクベンスさん。何故あの人を信用するのか」

フィーナ「昔と比べてすごくいい人になった、だけれど種族として"変わってしまった"それでも、信じるのだと」


フィオ「アクベンスさん、報告するつもりだったと伝えて、二日前に葛藤していたしねぇ」

フィーナ「投げられる言葉は強く、だけれど心配して、信じているからこそ出てくる言葉のように思えるな」

フィオ「11人は変わってしまった、のかな。レイルームさん含めて十二人……。どういう関係の人たちなんだろう」


エリザさん Pno:244

フィーナ「前回『記憶の海』へ向かったのだけれど……」

フィオ「ああ……」

フィーナ「やっぱり見ないほうがよかったもの、だったのかな、問いはどこへ向かうでもなく。それでも、こんな目にあってでも、違和感をぬぐって進むには、見なくちゃいけなかったものなのかもしれない」


サビーテさん Pno:246

フィオ「願いをかなえる道行、立ちふさがるのは――」

フィーナ「物を奪われるのは構わない、どうせここで拾ったものだから。
でも、勝負と名のつくものならば、黙って負ける道理はないね」



ケケさん Pno:271

フィオ「フエゴ人の特徴といえる鱗。授けられたものだという意識が強くて、それを顕示するように露出の多い服が主流になっているとのこと」

フィーナ「レッドバロンはどのくらい暑いんだろうね。むしろ熱いまであるのかな」

フィオ「へぇ……オシャレポイントだ。たしかに鱗に比べると髪はいろいろやりやすそうだね」

フィーナ「そのあたりは種族の細かな違いなのかなー。シュナイダー氏みたいな、さらっさらのカツラとか、なしですか」


ミクマリさん Pno:288

フィオ「仲間達の配慮。お兄ちゃん達がやさしい」

フィーナ「歩幅のあわない進軍は、将来的によくないことを招きかねないしね」

フィオ「気分は移り変わるもの、休みたい日もあれば、ガンガンゆきたい日もある」

フィーナ「もっと『幻の魚』がチラ見えするぐらいじゃないとロマンチックにならないかも」

フィオ「さて休んだ分、今日はもっとがんばるぞい。そして相手はある意味因縁の……」


ヴァラコヤールさん Pno:294

フィーナ「ベアトリーチェさんが侵入したのは、ヴァラコヤールさんの私室で」

フィオ「シンプルな部屋は無駄が無くていいかもしれない、無駄を楽しむ余裕もあるけれどね」

フィーナ「効率的とはいえない目の前のもの。でも、だからこそめくってみる気になったのかもしれない」


フィオ「敗北を経て、今度はちゃんと勝った」

フィーナ「容赦なき蹂躙者じみてる、もしくはUV」

フィオ「立ちふさがるのなら、それもまた仕方のないこと」

フィーナ「セルリアンの美しい海、見えている部分だけじゃなく、見えていない未来の部分に関しても詩的な表現で言葉にして、誰でもなく自分で暴くという心がけが、こういう場所では大事なことだね」

フィオ「一つの疑問。協会が隠している情報が示すのは、明らかにこれまでよりも危険な相手の存在で、そういうものを想定し、備えておくことで、憂いはどこまでも小さく出来る」

フィーナ「ベアトリーチェさん、転生した彼女にはちゃんと学習をさせていて、ほとんど足りないものを持たなくなっている」

フィオ「神はサイコロを振らない。でも振りなおし疑惑でるレベル」

フィーナ「むしろ存在しない数字にまで至ってるからね、その評価はちょっと凡人の範囲が広すぎるように感じる」

フィオ「そんな状態のベアトリーチェさんに足りないもの。精神的な敬虔。感動が伴わないとしたのは、ベアトリーチェさんが、使えばいいといったことに対する言葉のようで」

"人格と感情に対する外部情報による刺激は、我ら知的生命体にはとても重要であり、幸福を得るためには絶対に欠かせないものだ。
 幸いにしてそのための要因には事欠かない環境だ。
 余と関わる全てに、彼女も直面させればよい。
 これが望まぬ縁であったとしても、すでに袖が大きく触れ合ってしまったのだ。
 余はすべての事象を我が血肉とするべくここへきた。
 だから投げられた賽の目は、例外なく回収しよう。"




フィーナ「ベアトリーチェさんはノートを読んで、傲慢のような一面を辛辣に言うけれど」

フィオ「思ったよりも、人のことを考えている。と……失礼ながら私も思ったより、って思った。でも、訪れた事象を全て受け入れるその度量は、すごいと素直に思うな」


レオさん Pno:339

フィーナ「夜更けの思索」

フィオ「海底を進む船の中で何故か聞こえる雨の音。雨が聞こえるほど海面に出たのはたったの一度だけなのに」

フィーナ「どうなんだろう、身に覚えがあるのがそれだけなら、覚えているって事になるのかもしれないけれど、自分でも知らないうちに雨を聞いていたのかもしれない」

フィオ「太陽の光が届かない海底にも届くという満月の光、月の出る夜は雨の音が聞こえないはずだけれど、もしかしたら、聞こえてくるのかもしれない。海の底まで続く、雨の音が」


神徒さん Pno:414

フィーナ「二日たったけれど、筆が進まない」

フィオ「書きたいことが無いのも大変だけれど、書きたいことばかりなのも大変なんだよねぇ、すべてを記そうとするとどうしたって冗長になってしまうし」

フィーナ「とりあえず……」


カランさん Pno:424

フィオ「ふくはーうちー。かな」

フィーナ「魔法使うおんなのこ理論なら私もそうだし、フィオもそうなる」

フィオ「厳密な定義は無いのかもしれないね、いろいろ混じった世界だし」

フィーナ「面白いのが一番だよ、うん」

フィオ「そろそろというのは、何かが出てきそうな気配のことかな。それとも何かの転機かな」


エルゥさん Pno:428

フィーナ「空気溜まりへ顔をだすと、そこにはドラゴンがいらっしゃった」

フィオ「幻覚とかじゃなかったんだねぇ……」

フィーナ「危険性は語られるとおり。依頼書にこれの名前と討伐とか、卵の回収とか書いてあったら、そっと横にどけるレベル」


フィオ「ということで、エルゥさんの目の前には竜が。そりゃ吐息も震えるし、一瞬で相手のことを観察できるぐらい集中してしまうのもわかる」

フィーナ「鮫からの連戦形式だとすれば難易度上がりすぎなんだけど」

フィオ「……おやぁ?」

フィーナ「助かった。これは助かった」

フィオ「すごい見られてる、その冗句が冗句でよかったデス」

フィーナ「あのとてもうさんくさい方の友人というからには、それなりに警戒してしかるべきだったけれど、これほどとはね」

フィオ「断りを入れて水から上がる。そこで気づくのは……"深手を負った"その言葉通りの」

フィーナ「岩肌を流れ続ける血は傷が現在も厄介な状況であることを示している。場所を特定するために問い、そこをしらべてみると」

フィオ「……これは酷い」

フィーナ「何度も、か。争いを好まない相手に随分なことだ」

フィオ「しかも、どうやら傷が普通のものではない様子、打ち込まれたといっても、身体の大きさや強さを考えればたいしたことは無いはずなのに」

フィーナ「感情が逸ってもおかしく無いけれど、あくまで冷静に、エルゥさんは本当にいろいろ冷静だ。目の前の傷口を調べていく、たどり着いたのは肉の中に残された銃弾」

フィオ「不調の原因を突き止めた。ただ……この原因がいくつも打ち込まれている。それを全て外から調べ、探し当て、摘出していく、そんな時間は」

フィーナ「傷口をにらむことしか出来ない、手札の中に策は見つからない、そんな時」

フィオ「蒼竜さんの言葉」

"『汝は……打ち込まれた楔を瞬時に見分ける事も出来る筈だ、と我は言っているのだ』"



フィーナ「困惑するエルゥさん、それも当然。ただ言葉は続いて」

フィオ「あのうさんくさい方が助けに選んだ、その理由があると」

フィーナ「左目。特徴的な形の瞳孔。ただそれだけだと認識していたけれど」

フィオ「大層な能力を持つ遺産、そのようなものに近い目。その使い方を示すと告げて」

フィーナ「朗々と、魔方陣が作り上げられて……」

フィオ「う……わ……」

フィーナ「とてつもない痛み、形容されているものを実際にやられたら確実に死ぬ。それを生きて体験するんだから、それはもう」

フィオ「淡々と説明する蒼竜さん。なるほど……これは相当きただろうね」

フィーナ「すまぬ。種族が違うし、仕方が無い部分もあるかも」

フィオ「目が開けられなければ左目は使えない。あけるしかない。幸いなことに近しいような術式の心得があって、それを参考に目を使っていく。痛みと調整を何度か繰り返し、視界が元に戻って、目的であった傷口へと目をやると」

フィーナ「全てが見えた。あとは処置を間違いなくこなすだけ。そういうことに関してはまったく問題は無いだろうから」

フィオ「終了。危機は去った。でもめちゃくちゃ疲れた、お疲れ様」


フィーナ「緊張が解けたのか穏やかな会話。互いに利益を見た上でのことでも礼を。竜というだけで、命を狙われることも多いとか」

フィオ「そういえばヴィーズィーさんもやっぱりこっち系の種族なのかな」

フィーナ「多分ね、それも多分そのうちわかるんじゃないかな」


マツリさん Pno:449

フィオ「深く深く潜りすぎちゃったかな?」


もくずさん Pno:476

フィーナ「海底探索協会が推奨する模擬戦闘。それはこの世界の実情を踏まえたもので、戦って生きることに慣れていかなくては、先に進み、探索を続けることは叶わない」

フィオ「いつのまにか、バカンスをしている人たちの前にも強敵が現れるようになった」

フィーナ「海賊はあくまでオマケ。それに対応する一面も協会は見せているわけだし、場所を踏まえていれば遭遇することも無いわけだしね」

フィオ「私もちゃんと練習試合しておいたほうがいいかなー」

フィーナ「沈んだ都市が遺跡になって、海底にあるといっても、その形が残っているならば、地上にあったころと同じような用途にも使える。広場は広場として、多くの人が集まる特性を維持していた」

フィオ「戦った人々も、それぞれにこの先のことを考えていて、PT戦になると役割分担をしっかり行っているところが多いみたい」

フィーナ「以前に教えてもらった技が役に立ったらしく」

フィオ「模倣は学び、学ぶは真似ぶ……とか。スカイラブハリケーンは禁止令がしかれるのでやめようね」

フィーナ「小さいころに大怪我すると大変だ」

フィオ「海賊直伝おおいな……」

フィーナ「海に生きるんだからいろいろ技術を持っていておかしくないのだ」

フィオ「それで、ジュース?」

フィーナ「なんかやたら効果が高いらしいけれど」

フィオ「石灰水を白くにごらせる実験デス!」

フィーナ「この効果なんか変なもんが入ってるんじゃ」

フィオ「失礼な、レシピ公開しても大丈夫らしいよ」

フィーナ「ふむ……」

フィオ「!?」

フィーナ「フィオ、のみなよ」

フィオ「このあたり汚していい?」


フィーナ「先へ、先へ。深く深く探索していくと出現する相手も異なってくる、大きくなったイカ」

フィオ「いつもの連携でさっさと撃退、油断しないというだけあって、安定した立ち回りだ」

フィーナ「戦闘中にジュースを飲まされるのか……」

フィオ「胃が重い」

フィーナ「ゾーラさんの仲間と認めたような態度に、嬉しくなった矢先の出来事」

フィオ「(目そらし)」

フィーナ「いろいろ厄介な噂を聞くクマノミ」

フィオ「まだであって無いんだよね。ソロだと脅威もすくなそうだけど」


初葉さん Pno:479

フィーナ「入り口ときいてもイメージとの乖離が激しくて、ちょっと驚くハティさん」

フィオ「初葉さんの説明。ドアは封じているためにあるものってことだよね、まぁたしかに、そんな突然異世界に吹っ飛ばされるものが、目にも見えない形であったら厄介極まりない」

フィーナ「今明かされる衝撃の死亡確率。迷ったらだけど」

フィオ「案内役がいれば安心だから……きっと」

フィーナ「今回は安全策として命綱も用意してもらって」

フィオ「後ろをついていく、寄り道をしない。ルールは簡単なんだけれど、それだけ油断をしてしまうような普通の景色なのかもね」

フィーナ「音を上げて開かれるドア、その向こうにある森は、こちらの森と違って、光がさしている。それでも見た目は頼りにならない、その感覚はきっと間違いないはず」


アイアンメイデンさん Pno:570

フィオ「ゲットした物資を船内へ、あの部屋につくと、どんどん取り出していく」

フィーナ「みんなよく食べるなぁ……」

フィオ「昨日所望されていたチョコレートも。実際はだれが食べても一緒なんだけれど、この過程が大事なのだと」

フィーナ「だんだんと治っていくメイカさんを見る。うんうん、心配なんだよね」

フィオ「中は外より複雑だからなぁ、慎重にやってほしい」


マグノリアさん Pno:600

フィーナ「とりあえずここに送られた目的を果たすことには変わらないけれど……」

フィオ「自分の領分としてやるべきことや、やりたいこともある。とりあえずスキルストーンとチェーンジェムの解析だ」

フィーナ「まずはスキルストーン、海の魔術阻害を無力化する自然発生とは考えにくいこの宝石だけれど」

フィオ「売られている分は養殖って話も聞くけれど、自然発生っぽく貝の中に出来ることもあるんだよねぇ。真珠みたいに何かを取り込んで、それを加工しているとか……」

フィーナ「スキルストーンがここまで便利なのは、確かに変かも。他の世界だったらかなりの貴重品だろうし」

フィオ「眼帯の宝石もスキルストーンに換装したらいろいろ機能が復活したと。やっぱりこの海に抗っているよね」

フィーナ「チェーンジェムを使えば、使い慣れたような形にも出来て……」

フィオ「ただこれにはシュナイダー氏を沈めたようなリスクもある。チェーンジェムとスキルストーンが本来は相容れないものなのか、チェーンジェムが海に嫌われているのかはたまた……」

フィーナ「とにもかくにもこの二つを調べていけば何かにたどり着けそう」


フィオ「マグノリアさんが思いついた一つの可能性、危険を伴う賭けになるその行為は、それでもその先に出る成果を考えれば、十分に行う価値はあるものだった」

"機械を通すのではなく、自分のこの眼で、世界を。"




エリィさん Pno:640

フィーナ「少しだけ深く潜ってみたものの、あっけなく倒れてしまった相手に、少しだけ拍子抜けの様子」

フィオ「準備をしっかりしているおかげじゃないかな、相手の情報も共有できているのはありがたいことだね」

フィーナ「作戦会議といいながら、おしゃべり会みたいになってるーっ!」

フィオ「成果を挙げられれば楽しくても問題なし!」

フィーナ「そんな中エリィさんは消えた繋がりを再度確認してみるけれど、やっぱり消えてしまっているみたいで、喫緊の問題があるわけでは無いけれど、気が散ったのか」

フィオ「ちょっとしたミスだね、大きなミスじゃなくてよかったけれど、こういう風に心配事があり続けると、厄介だし、と」

フィーナ「ということで、新しくポジティブに気合を入れなおす。むしろ自由だフリーダム!」


シスルさん Pno:693

フィオ「探索は順調というより、特別なことが無いからちょっと道を変えてみたけれど……」

フィーナ「美味しいものを海の中で探すことに違和感を覚えなくなる今日この頃」

フィオ「出てきたイカ。しびれさせてもぐもぐ。たべられないよ!」

フィーナ「敵から取得できれば食べられるんだろうけれどねー」

フィオ「さて、道を変更してしまったことが裏目にでてしまったのか、先に待っていた転換点を他所から見ることに」

フィーナ「いろいろ動くことに自分なりの納得があればいいんじゃないかな、やっつけたければまた戻ればいいのだろうし」


フィオ「模擬戦を経て感じた、自分に足りないもの」

フィーナ「自分のやりかたを相手に押し付けるためにも、こういう見直しは大事だよね。シスルさんの好みに合わないのは確かに問題かも、ただ勇者っていろいろ出来るし」

フィオ「闘技大会かー私もアテないなぁ」

フィーナ「参加してみたら面白いけどね、目立っておくのも勿論だけれど、組んだ仲間や、戦った相手とのかかわりにもなるし……ん」

フィオ「……むずかしいね」


フィーナ「真っ黒な過去。見えない足かせのようについて回る、影への束縛」

フィオ「地の獄にて、見て、嗅いで、触れて、聞いて、味わった。それは自分の意思に関係なく、嫌悪する事もしなければ生きていけないような場所と、そこへ放り込まれた、『信じる』という過ち」

フィーナ「乾いた笑いに乾いた言葉、それは本当に……心からのものかな?」


ユーノさん Pno:742

フィオ「夢を見るユーノさん。それは敵から逃げる夢。実際に起きた事は無いのだけれど」

フィーナ「敵に追われるということが現実になったら……それは恐ろしいかもしれない」

フィオ「その結果として好奇心が折れて探求をやめてしまうのではないか、その考えをユーノさんは振り払う」

"全力で生きればいい。そう思ったから。

全力で失敗したら、その時はその時。
そうおもったから。"




ジュラエさん Pno:781

フィーナ「60sc」

フィオ「異常はナシ、女性とその、ごにょごにょ、してないなと」

フィーナ「論外扱いは……まぁ気にしないのかもしれないけれど」


シャウラさん Pno:794

フィオ「フェイエルノートこうざっ」

フィーナ「おさらいがあるので、今一度確認しようね」

フィオ「ありがたやー」

フィーナ「さて、向こうでは謡うことに深い意味があったけれど、テリメインだとその効果は得られないよねってことで」

フィオ「あ、やっぱりそうなんだ、スキルストーンを使った発声法なんかがあれば、と思ったけれど、それ別の魔法になりそうだよね」

フィーナ「ま、まぁマイナスになるクセじゃないからいいんじゃない? 真っ暗な海の中での戦いになって、相手が耳を澄ましているとかじゃなければ」

フィオ「効果が強くなる話について、感情移入か」

フィーナ「なにその設定、とても強いだろうけれど……」

フィオ「ちょっと普通の人と認識が違う人なら、そういう天使とかにも移入できるのかなー」

フィーナ「あーあの、槍で屠ったと同時にその数倍が恐怖で死ぬ彼」

フィオ「やっぱり超人ぐらいが一番いいのかな」

フィーナ「まぁいろいろ過程を踏まえて伝わってくる間にいろいろ変質しちゃうよね」

フィオ「ナラティブストラクチャーかな」


リンネさん Pno:807

フィーナ「スキルストーンを加工しているサトリさん。……あっ」

フィオ「また失敗。しっかりしているように見えるんだけどね」

フィーナ「ふぉ、フォローになってない、そりゃこんな顔になるね」

フィオ「グリエルムスさんはずっと見ているから、心配なんだろうねぇ」

フィーナ「リンネさんと合流したときに、どっちがゴテゴテしてるか比べたりしても面白いかも」

フィオ「説教の終わりを見計らって、サトリさんが次の動きを提案する。魔法を調べたいから未開の地域に」

フィーナ「返ってきた言葉は、もっと図書館とかで調べたほうがいいんじゃないかと。さっきのスキルストーンみたいに、ってのはちょっと刺さるワードだなぁ」

フィオ「なぁるほどねぇーわかるよぉー未知への興味いいじゃない」

フィーナ「サトリさんの『未開の地域に行くべき理由』攻勢」

フィオ「私だったら正直に行きたいって言うけど」

フィーナ「あくまでリンネさんとクリスさん探しが前提にあるからね」


すずさん Pno:828

フィオ「三千里も行けばセルリアンは脱出していそう。それだけ求めてるってことなんだろうけれど」

フィーナ「退屈になっちゃうのは、わからなくも無いかな。……アクロさん逃げて」


牡丹さん Pno:838

フィオ「ミスを悔いる牡丹さん。まぁだれでもやっちゃうときはあるよ」

フィーナ「あんまり気に病まないで。とはいえるけれど、本人は後々まで引きずっちゃうものなんだよね、まだ序盤だし、取り返せるものだと思うから……がんばれ」


ペン女帝さん Pno:876

フィオ「気合の入った訓練、がんばれがんばれ」

フィーナ「それでもまだ足りない、襲い掛かる相手を打倒するためには、もっと負荷が! と」

フィオ「無慈悲な一撃」

フィーナ「海の中でも臭っちゃうのか……」


アクアさん Pno:908

フィオ「合流しようが腰は痛い」

フィーナ「少しでもよくなるといいんだけど」


このみさん Pno:916

フィオ「由依さんとゴロツキの話し合いタイム。スタートは相手の挑発から」

フィーナ「さらっと受け流して冷静に要求を重ねていく、話し合いだと青年が助かる目はなさそうかな」

フィオ「どっちが正しいことを言っているかわからないし、冷静な判断だとおもうけど……まぁ気分はよくないけどね」

フィーナ「渡すからほっとけ。だけれど……広場を埋める笑い声、品性を疑うような言葉達」

フィオ「ここは相手の領域、邪魔も入らないし、彼らは彼らのやりたいようにやるだけと」

フィーナ「一般的淑女なら震え上がるような状況なんだけれど、由依さんからでてきたのは……あーやばい」

フィオ「状況を理解できないのは仕方が無いこととはいっても、流石にこれはもうだめみたい」

フィーナ「先に手を出したほうが悪い。えーとこれは……」

フィオ「周囲の皆さん沸騰中。転がる少年を見る様子は、実験かな」

フィーナ「この状況で笑ってる人に向かっていくのかなり怖いんですけど」

フィオ「リーダーだからね、仕方ないね」

フィーナ「大柄だし、力だけで相手を何とか出来そうな威圧感があるけど」

フィオ「最後までしゃべれるとは思わないほうがいい」

フィーナ「くらいながらも抵抗の意思を見せるリーダーは偉いなぁ」

フィオ「無慈悲なパワーアップ……南無」

フィーナ「死んでないよ、たぶん」

フィオ「……ふむ、いい演出だね。相手の恐怖を逆手にとって上手くやった」

フィーナ「置いていかれるリーダー。しかたないね、大男だからね」

フィオ「歩き回って首を突っ込んでくる不幸とか怖い」

フィーナ「今回みたいに巻き込まれなければもうちょっと穏便に済むだろうから」

フィオ「さて、ナンパ男(仮はどうなってしまうのか」


ロズさん Pno:917

フィーナ「まどろみの中で見るのは泡のイメージ、浮いていく先は目覚めという光か」

フィオ「現実の香りに誘われて意識が持ち上がって……続いて美味しそうな香りがお腹も刺激してくる」

フィーナ「……おはよう。いやまさかと思っていたけれど、これはマダラさんがつくったのか、料理上手ダネ」

フィオ「猫に負けるのが一名」

フィーナ「仕方ないじゃない。さて、目が覚めて昨日の出来事を思い出すと、とても胡散臭い。でも契約書作っちゃったしなぁと」

フィオ「朝に弱いみたい、まぁ普段のお仕事が夜型だからしかたないのかな」

フィーナ「飲み物の選択を迫り、つぶやいたのは不穏な一言」

フィオ「大丈夫、よくわからない海洋生物がいっぱいだけど、いいところだよ」

フィーナ「さて、今回はすごい沢山準備しているけれど、これまでの経験だともうちょっと軽い感じで大丈夫だったらしく」

フィオ「今回は相手方に望まれる形じゃないからと、ロズさんのたとえは現金なお話だね」

フィーナ「昨日の薬は嫌だなと思いながら、マダラさんは食事を取らないのかと、返事はノー。食べなくても問題ないんだ」

フィオ「私もそっち側かもしれないけれど、お腹減るし、美味しいものなら嬉しいよ」

フィーナ「フィオはまぁ、純粋に造られ系じゃないし」

フィオ「マダラさんの創造主はいろいろ大変な状態にあるみたい、それがお姉さんの所為では無いといいのだけれど」

フィーナ「食事が終了、お行儀よく『ごちそうさま』も言って、ちょっと気になったことは」

フィオ「……本当に食べてしまったのか?」

フィーナ「いや別に悪いものじゃないんだろうけど、悪いものじゃないんだろうけど!」

フィオ「ロズさんのクッションなげ! 普通の人だとこれで死ぬまであるな……」

フィーナ「魔法薬の効果で、能力が向上しているらしく、気をつけないとね、トラブルの元になりかねない」

フィオ「でも本当に早い効き目だねぇ、食べたばかりなのに」

フィーナ「あっ」

フィオ「因果応報かも。これは一般人だと間違いなく死んでたね」


おっさん Pno:918

フィーナ「外から叫ぶのは元気な声と」

フィオ「冷静なツッコミ」

フィーナ「すごくりんごが食べたい主張、あ、見えてるのか……それはしかたない」

フィオ「人の型になって……ふむ」

フィーナ「以前からこういう感じなのか、口調はその、かわいいとおもうよ」

フィオ「恥じらいか、元はもうちょっと尊大だったのかな」

フィーナ「合図まちだけれど、いまだなし。まぁ待つしか……」

フィオ「寒くないけど、寒い。うーんかわいそうな気がしてきた、でもリンゴ狙いなだけの気もする」

フィーナ「いさめるような発言、なついてはいるのかな」

フィオ「でも、りんご、たべたい」

フィーナ「持ってなかったっけという問いには」

フィオ「旅支度用、遺跡の中でいただくやつとのこと」

フィーナ「我慢といわれれば。若干の不満は示すけれど、待つつもりはある」

フィオ「やっと来た合図! ……解読中。待ってろ」

フィーナ「以前と変わったところを指摘されて。一緒にいたいことと、理由を告げる」

フィオ「単純だけどまっすぐでいいとおもう」

フィーナ「罵倒は上滑りして流れていく、これが受け流しの極意かも」


ベレッタさん Pno:923

フィオ「前回転送されてきた書類の中には、とても嫌な予感をさせる『重要』と記してある封筒」

フィーナ「開拓の前線を指揮する者にはかなりの裁量権があるから、ある程度の自由は許されている。その上での重要な……追加指令」

フィオ「珍しく? ……珍しく、不真面目な一面を見せつつ開けてみると、期待を裏切らないものが」

フィーナ「種族的には重要なものではあるのだけれど、信憑性の低さが相当なもの。探索の指針としてそれをあげられるのは、厄介極まりない」

フィオ「ロマンがあるなぁとは思うけれど、大勢を率いるひとからするとねぇ」

フィーナ「ただ環境が環境だから、後から来る人に任せるのはナシ。探索に出るしかない状況だというのをがんばってプラス思考で書き換えて。まぁやるしかないからねぇ」


フィオ「計画を立てていたら深夜に。前々から目をつけていたお店にいくと」

フィーナ「時間が遅くても盛況なようで、少し待って入店。体格は小さいけれど、食欲はあります、特製一丁」

フィオ「店員さんたち元気だなぁ……いまさらだけど、オークがトンコツってのもなんかすごいね」

フィーナ「だされた器は予想に反して。いやまぁそういうイメージがあるのはわからなくもないけれど。そういうものでも美味しくいただけるのだろうけれどね」

フィオ「一口。脳まで突き抜けるような濃さ。だけれど麺とあわせるとこれがちょうどよく……」

"いや、丁度いいと感じるのは1口目の時点でこの麺を食べるために舌が作り変えられてしまったのかもしれません。"



フィーナ「すごく満たされている様子、そこにやっぱりメインレベルのお肉を味わう」

フィオ「肉の調理も、野菜類とかも丁寧な仕事だなぁ……」

フィーナ「犬人とオークの料理交流とかあっても面白いかも」

フィオ「さて、麺を平らげてしまったけれど、替え玉というシステムを利用することに」

フィーナ「ゆでてもらっている間に、テーブルに置かれた調味料チェック、ふむ……こういうものを追加して自分の好みに近づけるのかな」

フィオ「白いのはスタミナ野菜として有名なやつみたい、香りは確かに強いけれど元気は出るよね」

フィーナ「灰色の香辛料は昔は高価だったっていうアレかな……しょうゆ系によくあう」

フィオ「赤いのは……ダメみたい。バーガーのときもだったけれど、こういう刺激は苦手なのかもね」

フィーナ「ということで、赤いのは除外して、麺を入れてもらった器に、調味料を加えて自分好みの味を探索する冒険に出発だ」

フィオ「あー……お腹減ったな」


フィーナ「それもまた……運命……、匂い消しの香草をシェフにもらって、食べたりするしかないかな」


ダルムズさん Pno:924

フィオ「えび」

フィーナ「剥いてないです、スイマセン……」

フィオ「炎上と剥く数に何の因果が……でも大変だねぇ」

フィーナ「そのインド人は罪深いな……心当たりはあるけれど」

フィオ「過去を振り返っても何も解決しない、今ここで剥くべし」

フィーナ「やっぱり原因は……はたして工場とダルムズさんの未来はどっちだ」

フィオ「みんながんばれー、計算はしてないから、どうなるかはまだわからない!」


おじさん Pno:933

フィーナ「いろんな人とその場その場でパーティを組んでいるおじさん。問題というわけでは無いけれど、そのグループには人型の男性が極端に少なくて」

フィオ「女性もしくは人外が多め、ふむ何か理由があるのかな」

フィーナ「そんなわけで、あんまり組んだことの無い人とも、自然と距離が近くなって、今回組む一人のハイネさん」

フィオ「調べてみるとどうやら異世界出身らしくて、わりとよくあることなんだけれど。おじさんの『願い』を考えると、触れることはできないけれど確かに存在する場所というのは、思考に引っかかっても仕方ない気がする」


フィーナ「夜のテリメイン、海は暗く閉ざされていても、人は歩いているし、そこかしこに集まりが出来る、治安はまぁ……よくはないだろうね」

フィオ「協会は探索者と海の中は管理しているだろうけれど、全てなんて絶対無理、それぐらい広いし、最前線があんなところにあったのも限界を示してるよね」

フィーナ「さて、そんな夜の街。待ち合わせたのは」

フィオ「制服姿の学生さん、放課後の時間を利用して探索を進めている探索者さんだけれど、今日はもう遅いからこちらに宿泊するとのこと」

フィーナ「ちょっとした取引と……この治安でこの絵面はまずい」

フィオ「願いをかなえる魔法を追っている。それも興味深いことだけれど、やっぱり相手が女子高生というのはいい取引なのかもね」


素子さん Pno:962

フィーナ「結局昨日はピラニアを捌いただけで終わっちゃったみたいで。狩りに出るときのヤシの実と、コーラだけかな、お腹減るはずだ」

フィオ「自室とつながったことで自由度が増えた気がするね、料理もさらにこだわって出来そうな」

フィーナ「ただ、外はテリメインだから、あくまで採取+狩猟がメインと、今回は野菜を調達に」

フィオ「海辺だからそこまで取れるものじゃないとは思ったけれど、それなりには確保できたみたい、そんでもって希少品だから食べきらないようにと。そうだね、意識しないとすぐ食べちゃいそうだものね」

フィーナ「取ってきた野菜と昨日のピラニアをつかってお鍋。文明の利器『ダシの素』」

フィオ「乾物はどうしても時間かかっちゃうしねぇ」

フィーナ「さくっと作ったお鍋だけれどその味は」

フィオ「すごい嬉しそう。そしてお鍋は消えた」

フィーナ「音速ってこわい」


フィオ「食事の後のくつろぎタイム」

フィーナ「とりあえず生活の変化を報告しているみたいだけど、あぁ先輩……」

フィオ「……!? 今、遠くでなんかすごい声がしたような……」

フィーナ「次の上司に、二人ともに部屋へくるようにお願いして」

フィオ「お金を取り出したけれどテリメインじゃ使えない、ってことは……」

フィーナ「なぶり殺しかな?」

フィオ「いや、それはまたあとでじゃない……?」


アズテアさん Pno:964

フィーナ「次の葬儀のアテがついた前回から……ふぇっ!?」

フィオ「なんか啼いてるー!!」

フィーナ「えっと……同行者さんだね、先生が説明してくれるところによると」

フィオ「今度使う遺跡かな? を発見したシャチのフカヒレ丸さんと保護者のユリウシュさん。協会から紹介してもらったとの事」

フィーナ「アズテアさん達は発掘の技術者として紹介されて、ファーストコンタクトは済んでいるらしいんだけれど……なんか、すごい、険悪だね」

フィオ「ポチさんは気にするなっていっているけれど、第一印象からすれ違いがあるとギスギスしそうだねぇ、まぁ確かに年齢的にはよくあるのかもしれないけれど」

フィーナ「先生はみんなの事を年齢に関係なく対等に見ていて、考えを尊重したいと、そして発掘でそれぞれが役割を果たしてくれることを期待していると」

フィオ「先生の先生らしいお言葉だね、自分の不注意が他人を危険にさらすかもしれない、責任を持てと」

フィーナ「アズテアさんは準備を始める二人をみて、複雑な心境を抱いてる。あまりこういうふうにならない子だと思っていたけれど、一体何があったのかな」


フィオ「回想へ。先生の宣言はミイラ製作をするとのこと」

フィーナ「テレレッテ、テテテ、テレレッテ、テテテ」

フィオ「三分じゃ干物作らないと思うけど」

フィーナ「ということで、まるで干物の作り方のようなミイラ製作。包丁とまな板使っている先生は確信犯かな」

フィオ「で、七日後、処理されたポチさん(干物的ミイラ処理)はとりあえずいい感じにミイラへの第一歩を」

フィーナ「次の工程へお腹の中に詰め詰め。ポチさんの余裕な様子にそろそろなれなくてはならない」

フィオ「たまねぎを入れるのは歴史的にも正解みたいだね」

フィーナ「通りすがりの村人さんが状況を端的にわかりやすく説明してくれる」

フィオ「さて、一息。ここからは新しく見つけたモノ達の出番で。装飾品で飾りつけ、符を包帯を巻きながら挟み込んで、取っておいたワタは壷にいれましょーね」

フィーナ「中身さえなければファンシーかもしれない」

フィオ「先生も納得しちゃったよ」

フィーナ「さらに包帯でぐるぐるしていってさらにtheミイラっぽい感じにはなったけれど、まだ足りないみたい」

フィオ「古代モゴモゴ語は必修科目だからね」

フィーナ「とりあえず棺にいれて、兵馬俑の隅に埋葬したけれど……」

フィオ「ダメだったかー完全に元通りって事は、また最初からだね」

フィーナ「それは残念だけれど、場所が問題ってことがわかったのは大きな一歩かも」


フィオ「と、いうわけで、探しているのは『適切な埋葬場所』」

フィーナ「その発見者さんがさっきのフカヒレ丸さんで、その保護者のユリウシュさんと……えっと本当に意外だなそれ」

フィオ「集中しなくてはといってもやっぱり難しそうだけれど……」

フィーナ「ある地点から海中にある遺跡を目指すところ、ただ海中へ行くには問題があって、先生がかかっている呪い。それが海中へ沈むことを不可能にしている」

フィオ「だから、フカヒレ丸さんに潜水艇を引っ張ってもらって、潜っていくという選択みたい」

フィーナ「ポチさんが大型魚類だったら、これまでの葬儀ももっと大変だったでしょ!」

フィオ「呪いは先生以外のものに全然影響ないから、何かに乗っていれば問題ないし、とても軽くしているってことで」

フィーナ「アズテアさん、沈む」

フィオ「ということで、潜水艇のようなものに乗って、推進力を与えてもらえれば、荷物を曳くのと同じようなんとかなるだろうと」

フィーナ「で、その潜水艇ってのは?」

フィオ「チラッ……)……チラッ)」

フィーナ「二度見ても 何も変わらぬ その木箱」


フィオ「次回予告ー」

フィーナ「挑むのは未踏の遺跡の深層目指して、待ち受けるのは……?」

フィオ「三人PTとは……蘇る人多いからね」

フィーナ「一人PTで十一人ぐらいいたことあるし、まだ平気……」

フィオ「三角形の遺跡とはこれいかに、例のテーマを用意して待とうかな」


アファイブさん Pno:976

フィーナ「今日も今日とてバ……探索」

フィオ「あ、出会ったみたい、オオモノって事で」

フィーナ「本当に不思議だよね、何で水があるのに燃えていられるのか……気になる」

フィオ「下手に使うと熱で火傷しそうかも」

フィーナ「今日もメンバー紹介」

フィオ「大きい、アファイブさんの二倍ぐらいあるね、リアンさん」

フィーナ「特徴的なのは葉っぱかな……装飾じゃなくて身体の一部で、爬虫類のような、植物のような……とのこと」

フィオ「翼があれば飛べるかもしれないけれど、別の用途に使うかもしれないね」

フィーナ「座って休める尻尾……コッソリってことはばれないのかな」

フィオ「回復効果のあるシャボン玉、そういう魔法かな」

フィーナ「あと面倒見がいいのか、毎回泳ぎのコツを教えてくれるってこと、やさしい」

フィオ「尻尾アタック! 味方は震え上がった」

フィーナ「生魚が好み。ナマコ……?」

フィオ「身体の一部だとしたら、そう簡単にはもらえないかもねぇ」

フィーナ「そういう包容力のあるヒトいるよね、呼んじゃったらどうにかこうにかごまかさないと」


イルヤさん Pno:1020

フィオ「イルヤさん達の村では、ゴーレムを作る習わしがあって、それは素材も方法も人それぞれのものだった、それだけ一般的に普及していたってことなんだろうね」

フィーナ「そうして作ったゴーレムはパートナーとして大事に使い続ける人がほとんど。そういう技術が発展したのは種族として力が弱く、物を作る才能があったかららしい」

フィオ「ただイルヤさんの場合は自分のゴーレムとの出会いが、作ったというわけじゃなくて」

フィーナ「立ち入り禁止の場所へ入り込んでいたイルヤさんとラビさん、そこで見つけた朽ちたゴーレム。触ってみると動き出して、イルヤさんはそれを自分のものにすると」

フィオ「ボロボロだった『彼』を勉強したり部品を作ったりして、何年もかけて直して……大事にしてもらえるなら道具は必ず答える」

フィーナ「本当の持ち主はずっと昔に作った人なんだろうけれど、今は自分の大事なパートナーだと、きっとご主人さまはもういない、だけれどその人の下へ還すまでは」

フィオ「大事に整備して使い続けているから、あの状態から復活して、さらにこれだけもっているのだと思うな、いつかその日が来るとしても、それは悲しいものではないかもしれない」


テオさん Pno:1030

フィーナ「探索を終えて、休憩へ」

フィオ「探索は順調に進んでいるけれど、他の海域で特異な敵が出現したとの知らせ。未知の体験がちょっとうらやましい、レッドバロンは……そろそろかな」

フィーナ「気がかりなこと。パーティメンバーの二人は戦闘において自分より優れた部分を見せている。力をつけなくてはならない、向上心では無くて強迫観念、実際にそれを感じているわけじゃないけれど」

フィオ「そんな時に友人から良い情報が、いわく、『大地のほうが生存競争が激しい』との事」

フィーナ「どういう意味だろう、実際は海の中に適応するという段階を経た生物しか海の中に居ない……逆かな? 地上に適応できた生物しか地上にいないから、その前提を超えて生き残った生物は強いとか?」

フィオ「手がかりはメッセージと一緒に残されたチェーンジェムにあるのか、それを使ってみると……」


フィーナ「!?」

フィオ「えっ、えっ」

フィーナ「コーデ力、大地から生まれた僕達、私はそうだったかな……?」

フィオ「毎晩天井を這い回る、人のような大きさの何か、その手と足のあと……コワイ」

フィーナ「怖いことは幾つかあるけれど、それはその一つだ」

フィオ「だれもかれもリングにあげられてる?」

フィーナ「あ、ごめんなさい」

フィオ「津波に乗って帰郷したら、生まれ故郷が狐に根こそぎにされていたぜ、狐許さん。故郷の恨みを知れ!」

フィーナ「言葉にすれば単純なことであるようなのに、それでもまだ私は」

フィオ「シンプル! シンプルイズベスト。比較される場面だけれど、比較される前に相手を消しますねー」

フィーナ「仲良くするのは賛成。私は貴方を助けられるかわからない」

フィオ「バトラーとは! つまりわぁ! 勝者って事!」


フィーナ「うーん……私達も狂ってた」

フィオ「虚空に響くうわごとの数々、断片を集めれば気になることもあるけれど」

フィーナ「誤りを知れば次は対処できる、朝までこの有様では疲労感もひときわだろうけれど」


ラティスさん Pno:1033

フィオ「船は進む、その中で仕事をするラティスさん、ものすごく不機嫌そう……」

フィーナ「年度末なら仕方ない」

フィオ「出張中でも襲い掛かってくるレポート攻勢。大変そうだ……」

フィーナ「本来の上司ならこんなことしないんだろうけれど……例の件で」

フィオ「これもヘイゼルさんなりのやさしさかも。ああはなったけれど、まだ何も終わっていないのだから、やめさせられることもない、途中離脱できないとも言えるかもしれないけれど」


フィーナ「チェーンジェムの役割について、詳細を出せとのこと」

フィオ「とくに複数くっつけた場合について……単体でもいろいろあるのに、組み合わせとなってくるとその数が膨大になりすぎてなぁ……」

フィーナ「連装の話については幾つか聞いているけれど、少し状況が変わるような話もあったよね、やはり同じものをどんどん足していくだけだとすぐに限界が現れるみたいな」

フィオ「データを取りながらの戦闘は余裕があれば良いけれど、それだけ余裕を持って戦えるかって話になるよね、同行者もいるわけだし」

フィーナ「まぁこのあたりを手探りしていくのも、冒険の醍醐味かなー仕事としては厄介なことだけれども……」


フィオ「書類の期限っていつまで?→なるはや」

フィーナ「そういうところあいまいにしておいて、実際要求されるのは……ってあれだね、連発する相手なら敵視されるのもしかたない」


メルエットさん Pno:1045

フィオ「山間に存在するとても小さなルシオラ村。そこの村長であるハンスさんは幾つかの顔を持つ人で、その一つである慈善家の要因は身寄りのない子供達を引き取って、孤児院で養育していることからだった」

フィーナ「孤児のほとんどは村の外、特に都会であぶれてしまった子供達で、リーシュテイル孤児院とハンスさんは近隣にも名が知られていたみたい」

フィオ「ルシオラは自給自足で営まれる小さな村。ハンスさんが来たころは都会から遅れた部分も多々あって、教育はその一つだった。ハンスさんは孤児院を作り、分教場を作り、私設図書館を作って、教育水準を上げていくことに尽力した。自分でも教壇に立って教えることもあって」

フィーナ「ハンスさんのおかげで、子供達の教育状況はかなり改善されて、村人からも尊敬を集めることになった、だからこそ今は村長になっているのかもしれないね」


フィオ「ハンスさんは文学が好きだったから、引き取った子にそういうものにちなんだ名前をつけることを好んでいた。ある日引き取った子供は、いろんな人から人の手に渡って、その身元がもうわからなくなってしまった子で。瞳を見て、何とか歳が推測できるぐらいだった」

フィーナ「おお……ユーリスさん」

フィオ「ルシオラの周辺では緑色のほたる石が良く取れた。だからユーリスさんの義眼は緑色」

フィーナ「村の子供達は同じ石を使っているんだけれど、孤児院は外の子が多いから逆に緑色が珍しくて。ほたる石というのは一緒でも、地域によって色の違いが現れるんだって」


フィオ「鉱石義眼の文化は進んでいるのだけれど、技師の技術はごまかしが聞くものではなくて、貧しい家に育つと、技術の低い技師に施術をされてしまうこともあった」

フィーナ「孤児院の子供達はそういう子も結構いて、それは良くない影響を与えてしまうものであったのだけれど、その代わりに特別な技能を持つこともあったみたい」

フィオ「ライラさんとエミールさんはそういう子供で、ほたる石が引き出す集中力が特殊な形で現れたように見える」

フィーナ「そしてユーリスさんも。ユーリスさんは幸いきちんとした施術を受けていたから、利点だけを得ることが出来て……なるほど。これまで見せてきた能力はここに起因するのか」

フィオ「ユーリスさんが興味を抱いたのは鉱物図鑑で、毎日眺めたことでそれを丸暗記するほどになっていた。好奇心はまだまだとまらなくて、ある日ハンスさんに、鉱石に関わる仕事がしたいと話して、それを後押しする言葉をもらって」

フィーナ「今のユーリスさんが素敵なのも、こういう過去があったからかもしれないね」


ロジェさん Pno:1080

フィオ「戦闘中に起きた妙な感覚は武器の破損によるもの。当然その場で戦闘が終わるなんて都合のいいことが起こるわけでもなく」

フィーナ「無理やりフォローする格好で次弾を放とうとするけれど、外れると直感するような状態で、このまま続いていたら危なかったんだけれど、仲間の魔法でひとまずは撃退成功。ただ得物が壊れちゃったのはよくないね」


フィオ「戻って調べてみたら、ベルトの穴が消耗してついに……って感じだったみたい。力を入れない状態であれば何とかならないこともいないんだろうけれど、流石にこのままじゃあね」

フィーナ「とりあえず分解してみてみたら、そこかしこに痛みが見つかって。もうダメというわけじゃないけれど、新しく調達したほうが良いかもしれないね。すぐに手に入るものじゃないだろうし、一回か二回の探索はこのままがんばらないといけないかもだけれど」

フィオ「もし、作り変えてもらうとしたらこのプレートもくっつけてもらわないとね。全体が大事だとしたら、何とか修理する方法を探さないといけないと思うのだけれど、ちょっと厳しいかな」


ヨビスエさん Pno:1093

フィーナ「願いは天に届いたー!」


姉妹と仕立て屋さん Pno:1102

フィオ「バカンスって名目で掃除させられてるんじゃないかって言われてるぐらいだしねぇ」

フィーナ「バカンス目的で来た人はちょっと残念かもしれないね、ただ安全面に目を瞑ればバカンスだよ、ばかんす!」


フィオ「新作水着を身にまとい、楽しげではあるのだけれど、レフさんの一言で空気が……」

フィーナ「なんというか。好ましくない話題なのかもしれない。ただ……そんなにぽろっと失言する人じゃないと思うから、その言葉は」


フィオ「観察して考えるのは、気持ちの正体をつかめていないんじゃないかということ、今は解決したとはいっても、問題が残してきた幾つかの傷痕は確かに残っていて。それを解決できるのは時間だけなのかもしれないし、親しい人の言葉かもしれない。ただ、焦らないことが今は大事になりそう、かな」


どうぞうさん Pno:1111

フィーナ「録音された記録、どうやら海賊がめっちゃせまっているらしく」

フィオ「PT内もかわりもうした……。とかいろいろあるにはあるけれど、喫緊の課題は勿論海賊で」

フィーナ「戦うならということで決めていたエリアもあるらしいけれど、それ以上の何かは期待するのが難しそう、誰かと協力できればかなりの助けになるんだろうけれど」

フィオ「魔物は戦場がかなりカオスになりそうだけれどね」

フィーナ「全速で逃げているけれど、だんだんと距離はつまってきている、継続して逃げて、いろいろ削られるよりは」

フィオ「少し無理をして予定地点へ、着地、接敵まで残り五秒……十分みたい」

フィーナ「そして戦線は開かれて――」


ノーチェさん Pno:1154

フィオ「今日の担当はアビーさん。船医!」

フィーナ「いつの間にかそういうことになったのかもしれないね。あ、そうなんだ病気とかはしないものだと」

フィオ「人としての身体はもう無くても、霊体としての身体は普通に不調になったりするんだね……」

"あの世を知らぬ君、常識を忘れたまえ。細菌も死ねば幽霊になると理解すべきである。"



フィーナ「どうでもいいっていっちゃったよ! まぁ確かに死なないのだとすれば、医者であれば何とかできるのかも」

フィオ「むしろ問題とするのはノーチェさんを治療するという点について、これまでの流れからすれば当然病気にも罹るし、それを治すのは自分の仕事だと」

フィーナ「船匠VS船医の争い勃発」

フィオ「ノーチェさん自身を診ることが出来るなら、アビーさんの言い分で正しいと思うな」

フィーナ「ま、まぁ興奮するのもわかるよ、それだけノーチェさんが好きってことだろうし……あ」

フィオ「これは見せられない治療が始まってしまう予感……」

フィーナ「軍医か、しかも強い、取り押さえながら手術は流石に危ないので、助手を使ってあげてよ!」


イリューザさん Pno:1192

フィオ「イリューザさんの元へと転がり込んできた噂。それは二箇所で現れた特別な存在について」

フィーナ「遺跡探索の一団はまだしも、バカンス中の人たちのところへ現れるとはねぇ……」

フィオ「名前だけなら私でも知ってるレベル、というか。あまりにも有名だよね」

フィーナ「明らかにレベルが違うはずの存在で、しかもここって海だよねって話になる。だって彼らを構成する火は、水で消えてしまうのだから」

フィオ「周りの水を蒸発させてる説も勿論ダメ、爆発して死ぬ」

フィーナ「だけれど、同じ冒険者からの情報でそれらが出たと伝えられている。自分の知識や経験では誤っているはずの情報ではあるけれど……」

フィオ「たとえばスキルストーンが何かしているなら、と。そんな危険なものなのかな……どちらかというと、海と親和性を持って、何とかしてくれるイメージだな」

フィーナ「茹で上がるようなというと、実際かなりの力を持った炎の魔物って話にもなりそうだよねぇ……レッドバロンが影響を与えているってほうが現実的に聞こえる」

フィオ「そうだね、いくら有名な名前を持っていたとしても、想像しているのと同じ物じゃなかったというのは、こういう場所ではありがちだ」

フィーナ「もういくつも交戦の記録がでているしねぇ、見事打ち破った人も沢山居るみたいだし」

フィオ「セルリアンとレッドバロンが隣接しているという事。そして海でありながら、境界線があるってこと。それはなにか?」

フィーナ「テリメインはほとんどが海だということを考えてみると幾つかの仮説が思い浮かんで。……普通の海であれば、緩衝地帯のようなものがあって、だんだんと変わっていくって事でも良いんだろうけれど、やっぱり魔力障壁がそれっぽいかな」

フィオ「人員をより分ける。……試験かな? 台詞だけみると協会の人でも違和感なさそうだけれど」

フィーナ「門番ねぇ。門の先が危険だからより分ける。というのもわかるけれど、戦うことで人となりを見極めているとかもあるのかもしれないね」


フィオ「次なる海の認識を改めるイリューザさん、以前の認識でも環境としては過酷であるのだけれど、それこそスキルストーンがなければ即死しかねない場所かもね」

フィーナ「存在が伝えられている七つの海……。名前からある程度の想像は出来ていたけれど、それをやすやすと超えていきそうだね」

フィオ「探索者が消し炭にはならなかったみたいなのは幸い。もしそうだったならかなりの人数がこの冒険から引き上げたかもしれない」

フィーナ「いつかはぶつかるであろう敵。情報は多いに越したことはない、得意なこと苦手なこと、もたらされた被害と与えた損害。素では適わないかもしれないけれど、準備さえすれば戦えると私は思うな」

フィオ「ただ、いまはこの深層。一度の敗北を味わったここを、余裕を持って踏破するぐらいじゃなきゃ、先に進むなんてのは自殺行為に過ぎないと」

フィーナ「だから、一歩ずつ進み続けることが一番の近道だ。無理をして負け続け、足踏みを続けるようでは、何も成すことは出来ない」

"背伸びをして失敗するぐらいならば、分相応を弁えなければならない。
いずれ咲くであろう花を、蕾のうちから摘み取っては元も子もないのだ。"




弁天ちゃんさん Pno:1213

フィオ「ボスが出たことを報告して。水属性なかったんだっけか」

フィーナ「氷はあったかな。どうやって燃えているのか。謎ですなぁ」

フィオ「気になります! 見てわかるかはわからないけれど、見てみたら、何かわかるかもしれないからね」

フィーナ「そんでもって、自分達の報告。☆2してます」

フィオ「あ、これ急かされたな」

フィーナ「一歩ずつしかすすめないからねぇ、やる気が無いわけじゃない、決して」

フィオ「そういえば、そういう方法もあったよね、これから先で道がかなり分かれるとしたら、お願いして連れて行ってもらうことも必要になってくるのかな」

フィーナ「未開のとこだけ、まだ何も出てないよね、そろそろ出る気は私もするんだけれど……」


Z姫さん Pno:1245

フィオ「ツ・カイさんの奮闘により、『狂い獅子』を取り押さえ」

フィーナ「とりあえず部下と一緒に縛ったけれど、かなり疲れちゃった様子で。戦いの最中に相手が取り出した武器は、どうやらかなり危険なものだったみたい、うわ目盛り最大か……推測どおりのものだとして、当たったらひとたまりもないよ」

フィオ「一般的に手に入ることはないであろう武器を所持していた『狂い獅子』厄介ごとは避けたいけれど、放っておくにはコトが大きすぎる」

フィーナ「Z姫さん、シリアスの裏側でマイペースを発揮中。決めポーズかな、かわいい」

フィオ「遠くへと連絡を取り始めるツ・カイさんだけれど、Z姫さんは話しかけられているのと勘違いをして」

"「へっ……な?!なんだそれー?!意味がわからないぞ!!」"



フィーナ「ぷんすこ。怒りのボルテージは高いままで声を上げていたら……起きちゃった」

フィオ「めっちゃ威圧してくる『狂い獅子』意に介する様子もなく近づいたZ姫さんは探し人を訪ねるけれど……」

フィーナ「三人に増えた上、野盗の部下になってるー!!」

フィオ「本気でへこんでいる様子のZ姫さん、誤解がすぐに解けてよかった」

フィーナ「探すのは難しくなっちゃったけれど……次はどうするのかな」


ゼクスさん Pno:1283

フィオ「9日たって出来たこと。冷却装置がほぼ復活。電気を起こせるようになったのかな」

フィーナ「かなりの前進はしたものの、って感じかな。でも先に進んでいるのは確か」

フィオ「人が、健康な人が足りない。怪我を負った状態での労働は効率を落とすし、治りも悪くするからなぁ……」

フィーナ「使えなくなったものを使えるものと交換できれば良いけれど」

フィオ「未知の場所で、こんな状況ではあるけれど、記録を残すことで未来へと何かをつなげられるかもしれないからねぇ」


アギさん Pno:1432

フィーナ「残されたのは空白、今日の戦いに勝てれば新しい場所にいけるかもしれない、そうしたら、少し面白くなって、目が覚めるかも」


こくりさん Pno:1457

フィオ「こくりさんはうっかり者、おみくじって神様が割り振っていたんだ、しらなかった」

フィーナ「方向音痴は少しならかわいいもの、テリメインに迷い込むのは少しなのかわからないけど。まぁたしかに、神様だからって、完璧なイメージというのもそこまで多くはないよね」

フィオ「さて、そんなうっかり者こくりさんがチャレンジしたのは、探索者がすなる『見切り』といふもの」

フィーナ「複雑に絡み合う処理スケジュールをぴたりと折り合わせるのが見切りだけどはたして」

フィオ「まず、内部で計画を立てます。計画表を作り、確認します」

フィーナ「それを見ながらパンチカードに穴を明けていきます。するとそのとおり潜水服が動くのだと」

フィオ「翌朝、出発する直前になって、沙世さんにクロールのスキルストーンを渡す潜水服。作られた声で、あまっているからあげると」

フィーナ「拒否権はない模様、ぐいっと渡されて、そのまま出発、挙動は問題ないみたい」

フィオ「探索を進めて、お昼ご飯、サンドイッチ! いいなぁ……」

フィーナ「昼食後の休憩タイム、のっそりと動き出す潜水服、こ、こわい」

フィオ「つかまる沙世さん、今度はスイムアップ。拒否権はない」

フィーナ「朝と同じように話して、去っていく潜水服、怪奇現象かな?」

フィオ「さて、そのあとは売店に行ってちょっとお買い物、材料をそろえて、時は昼と夕方の間に位置している。この時間が合成には適しているそうで」

フィーナ「潜水服が動き出す、決められた手順を従順に遂行する。合成キットにはめ込むのは……あ」

フィオ「潜水服は何度もセットミスを繰り返して、ようやくセットを終える、スキルストーンとチェーンジェムをはめ込んで」

フィーナ「ボタンを押しました→エラー。しっぱいです」

フィオ「あぁ、なんてことだ。ちなみにこの間こくりさんはお昼寝中だった様子……気持ちよさそうな場所だからね、仕方ないよね」

フィーナ「上機嫌で戻った先にはしょんぼりした潜水服、事態を把握するためにパンチカードの再確認、どうやら朝に渡したのが余計だったみたい」

フィオ「この方法だとダメだとこくりさんは考えて、代替手段がないかなと思うけど……その間にも探索はつつがなくすすんで、おゆはんの時間に」

フィーナ「焼き芋、焼きバナナ、リンゴ。リンゴだけやかれてない」

フィオ「それらがこくりさんの好物であったがゆえか、嬉々として味わうほうへ意識が向かっちゃって。ミスとかどうでもいいような状態に」

フィーナ「……山の神様は人間味があっていいね」


リンシャンさん Pno:1461

フィオ「成長していきたい先がわからなくて、悩んでいるみたい」

フィーナ「こればかりはね、仲間を補うように、というのが効率は良いけれど、自分がどうありたいか、ってのもあるだろうし……うーん」

フィオ「いや、まだ見た目……の可能性も無きにしも非ず。音痴と一緒にされちゃうとなんかやだよね。真意はわからないけれど。勇気を出して聞くべきなのかな……むずかしいな」

フィーナ「たまにってことだけど、みんな歌を聞いた相手からなのかな、そのあたりを調べていけば、答えが出るかも……それでも怖いか」


アイリさん Pno:1473

フィオ「前回防御の訓練を始めた二人、それなりに回数をこなしたところで」

フィーナ「そろそろ出発の時間、探索者としてこの時間だけは守らないといけない」

フィオ「ただ良い感じに感覚はつかめているみたい……戦闘してれば?」

フィーナ「消耗するキルムさん、執事のつとめじゃ……」

フィオ「近しい人の努力や、苦労、やさしさとかは理解するのが難しい、それこそ本人が気づかないで関係が終わることもある、だからといって、それを公言するのはあまり格好良くないしね」

フィーナ「苦難を乗り越えた先、キルムさんが報われる日はくるのか」


ファルトさん Pno:1488

フィオ「聞こえてくる勝利の声、だけれどアストさんによぎるのは一抹の不安で」

フィーナ「情報によるとそろそろ強大な敵が現れる様子、そこで初めての敗北をするとして、協会が救出してくれるのかと」

フィオ「だから、一度負けておきたかった。……でも勝ち続けていて、もちろん悪いことじゃないんだけれど」

フィーナ「考え事に沈む中、何度か繰り返された呼び声。気づかないで居ると、突然やって来た人影? にぶつかりそうになって」

フィオ「ここは海賊が来ないはずの海域なのに、突如として割り込んできたのは果たして何者……? 考えをまとめる前にファルトさんは近づいていって」

フィーナ「新しい出会いかなにかかなー」


レキ&ジョカさん Pno:1509

フィオ「捕まえるべき探し物の資料に目を通して」

フィーナ「情報があれば探索が楽になるのはあるかもしれない、ただやっぱり捕まえるのはアレッキアさんの言うとおり腕のみせどころになるだろうね」

フィオ「でも合流してからのほうが確実なんじゃない?」

フィーナ「二人でも出来た、って見せ付けたいじゃない」


リンスさん Pno:1659

フィーナ「終わりの言葉は、あまりにも残酷で」

フィオ「ユニさんの過去。国の基盤がひっくり返る出来事に加えて、恋人からの辛辣な言葉に襲われて、彼女は海を目指すことにして」

フィーナ「突如として海が出てきたけれど、なるほどね」

フィオ「お互いの立場を超えた愛。名も知らぬ海での再開と再生……それが自分にも、起こるかもしれないというほど期待はしていなかったのだろうけれど、信じたいという気持ちに従ってテリメインへやってきて」

フィーナ「待っていたのは、どうしようもない現実だけ。お金もない、家も食事も、得ることが出来るはずもない。むしろこうなると、食事が必要ないことのほうが辛いかもしれないね……」

"見知らぬ人ばかりの世界。夜が更けても止まぬ喧騒は海の底から聞いているかのように他人事で、頭上に灯る碧の円環は街のどの光とも交わることはなく、衣服が濡れそぼったときのような重い疲労感に足を取られて天使は地に転ぶ。路地の隙間から流れてくる潮風が嘲笑うかのように白い翼を撫でていき、ふと耳に響く土産物をせがむ子供の声に振り返ると、内側から照らし出されたショーウィンドウが鏡になってユニの顔を映し出し、その孤独をなんの容赦もなく突きつけてくる。"




フィオ「ただそれでも、ユニさんは泣かなかった、いや泣けなかった」


フィーナ「天使に備わった器官、負の感情を抱かせないためのものなんだけど……、いろんな感情を普通に抱ける人間からすると奇妙にも見えるね」

フィオ「それに加えてユニさんだけは、抱く感情が異なっているらしくて、それが他者への恋心と」

フィーナ「こんな新世界で、ストレスに振り回されるような生活の中で、それはもうだれもかれも、って感じになるね」

フィオ「なれるために選んだのが接客業で、最初からそれは厳しいんじゃないかとおもったけど……がんばったね」

フィーナ「がんばったからこそ、ある程度の克服も出来て、この世界での基盤も得られた。運命の出会いも」

フィオ「最初は思惑あってのことだったんだね、適応していく、自分のための」

フィーナ「ドラジェさんとリンスさんは実際双子ってわけじゃないんだろうけれど、はたから見る分にはそれにしか見えないよね」


フィオ「新しい生活はこれまでとは勝手の違ったもので、はじめは不慣れな忙しさ。少しして時間が出来てくると不可解な感情に翻弄されて」

フィーナ「その原因と考えたのは、やっぱり出会った二人で、リンスさんとドラジェさんをそれぞれ観察して……狂犬と野良犬」

フィオ「犬が好きなのかな。最初はドラジェさんへの評価はあまりぴんと来ない物だったけれど、ある夜から注目しはじめると、いろいろなことに気づいて」

フィーナ「しっかりみていなければ気づかないような、優しい意志。かつての恋人に似ているところもあるのかな……?」

フィオ「リンスさんの妨害はむしろ燃えるとのことで」

フィーナ「ただ、それが本当の恋なのかどうか、確信は持てなかった。それは天使としての自分の体質の所為で、だけれど先日の出来事で二人が消えたとき、それは確信に変わったとのだと」

フィオ「ふむ……確かに異常なほど動揺して、いつもと違う感情に支配されていたのなら、それはそうだといえないこともないけれど、んー」


フィーナ「さて、そんな話を聞いたリンスさん、容赦のない一言」

フィオ「いつもながら厳しいね、ユニさんは少し怒って、切り返すけれど」

フィーナ「リンスさんの筋道だてた反論は、あくまでユニさんの気持ちを切り捨てるようなもので、自分のほうが……というのは難しい、見えないものだしね」

フィオ「だけれど、リンスさんはまっすぐに、ドラジェさんがいいと告げる、他の誰かになどぶれることはないんだと」

フィーナ「ユニさんは下がらない、リンスさんのそれが恋ではないのなら、自分がその席に座っても良いのではないかと」

フィオ「一歩ずつ距離をつめて、リンスさんはドラジェさんの気持ちがほしいと」

フィーナ「じゃあ聞いてみようかという話に。……その独り言は聞き捨てならないなぁ」

フィオ「……泣かないでよ」

フィーナ「リンスさんの自信とユニさんの分析、吊り橋効果というあたり、ドラジェさんの気持ちはどちらにも揺れてないとみてるのかな」

フィオ「現状は不利と判断して、ユニさんは別の提案『どちらがふさわしいか』を先にきめようと」

フィーナ「……リンスさんはやる気マンマンだけど、それが本意ではないユニさんは制止をして。まぁ……喧嘩で勝ったほうがというのは違うしね」

フィオ「ここで、ユニさんはあらかじめ用意していた策を披露する、すなわち料理対決!」

フィーナ「……そうきたかぁ」

フィオ「より美味しい料理を作ったほうが伴侶にふさわしい。そして、料理は愛情、すなわち、形の見えない愛情を形の見えるものに出来る、のかも」

フィーナ「あ、でもこれ、判定下すのってドラジェさんだよね、二人が同時にどっちが美味しいかって聞いたら……大変だなぁ」


フィオ「たまに思い出す別れ際の言葉、幾つかの意味がとれそうだし、どちらの組み合わせでも、意味は通りそうだけど……」


スヴェータさん Pno:1730

フィーナ「クシェルさんが隠れ家のような場所に設けたbar。夜にしか営業しない、裏家業専用、わかりにくい場所、それに宣伝を一切行わないという秘密主義で、お客さんはまだ一人として訪れていない」

フィオ「別にお金をもうけようとしているわけじゃないから、それでも良いと。本当の自分達を出せる場所で、二人で居ればそれだけで楽しい。んーでもこういうところに来る人になら、素のまま水泳を教えてもらえそうだけどね」

フィーナ「今日も二人で食事、じゃないな。晩酌のひと時を過ごそうとしているとき……発覚したことは」

フィオ「ワインとクッキー。すいすいと食べられ、呑めるそのメニューなんだけど、テリメインのご飯はおいしすぎない? と」

フィーナ「クシェルさんは、あぁ言っちゃうかーといった反応。これまで過ごしてきた世界では大金をはたいてようやく手に入るレベルの食材が、普通に手にはいるらしくて」

フィオ「考えてしまうのは元の世界に戻ったときのこと。今の美味しいものに埋もれて生活を続けていたら……」

フィーナ「戻ったときの事を考えないといけないのはつらいね。自分達が大金持ちになるか、そっちの世界の水準が上がるか……テリメインのものを何か持ち帰れば、稼ぎになりそうな気もするけれど」

フィオ「二人の間で一つの合意が成立する。このままじゃだめになってしまうから明日は、食べなれたものを食べようと」

フィーナ「おぉん……携帯食料……食料っていっていいのかそれ」

フィオ「乾いた笑いを漏らす二人、こんな生命線があるというのか……」
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2017年03月10日

日記感想 第八回更新02



Pno923:ベレッタさん

Pno924:ダルムズさん

Pno958:ミアーさん

Pno962:素子さん

Pno964:アズテアさん

Pno976:アファイブさん

Pno1020:イルヤさん

Pno1030:テオさん

Pno1033:ラティスさん

Pno1042:ソラさん

Pno1045:メルエットさん

Pno1080:ロジェさん

Pno1093:ヨビスエさん

Pno1095:ケイさん

Pno1102:姉妹と仕立て屋さん

Pno1111:どうぞうさん

Pno1154:ノーチェさん

Pno1192:イリューザさん

Pno1213:弁天ちゃんさん

Pno1245:Z姫さん

Pno1299:オリナさん

Pno1457:こくりさん

Pno1461:リンシャンさん

Pno1473:アイリさん

Pno1488:ファルトさん

Pno1509:レキ&ジョカさん

Pno1518:葉月さん

Pno1659:リンスさん7日目

Pno1730:スヴェータさん5日目



ベレッタさん Pno:923

フィオ「並んで荷物を運んでいるのはちょっと楽しそうだけれど、これもお仕事」

フィーナ「外へ外へと進出していく犬人達だけれど、辺境の地となると、サポートが行き届かずに音信普通になることも多くて。そういうことを何とか減らしていく技術の一つ、転送陣」

フィオ「正確に言えば入れ替えだそうで、対になった陣にそれぞれ荷物を置いて入れ替えるとか、このときにお互いの陣に荷物が無いと発動しないので、タイミングを合わせて、荷物を積んでおかないといけないと」

フィーナ「指定時間は相手の状況を常に確認しておくわけには行かないからね……大変だったとおもう」

フィオ「ということで、準備完了。発動すると、一瞬にして、木箱と羊に。あっさりはしているけれど、すごいね」

フィーナ「あっ、羊肉ってこうやって手に入れていたんだねぇ……」

フィオ「メ゛ェェェェ」


フィーナ「補給後はいろいろとそろっているから、料理の質も上がるし、何より肉が」

フィオ「こうやって指揮官によって部下も変わっていくんだねぇ、他のところでも料理関係で活躍できそうかも」

フィーナ「肉、食わずにはいられない」

フィオ「骨を持って食べるタイプの肋骨肉。おいしそう、絶対美味しい」

フィーナ「食べる深さによって味わいもちがうんだねぇ、へぇ、臭みが出てしまうとはしらなかった」

フィオ「夢中に食べていたらすぐに平らげてしまって、反省しながら次」

"粒の大きなざらっとした食感の物、くにゅくにゅと噛み切れないほど柔らかいもの、こりっとした血の味のするもの。
複数の内臓肉を混ぜているので、一つ一つ食感が違い、それが楽しい食感となっています。
柔らかく滋養のある味わいに強めに塩を効かせたそれは、酒を嗜む人なら杯が進む味と表現するかもしれません。
つまり酒のつまみっぽい感じなのですが、大体酒のつまみはおかずとして食べるにも優秀なものです。"



フィーナ「内臓を焼いたものなんだけど、味付けは最低限。なんだけれど、いろんな肉質があきさせない味わいをかもし出していて、残念ながらお酒は呑めないけれど、本当におかずとしても美味しそう」

フィオ「続いて、それをパンではさんで……塩味がちょうどいい塩梅になって、そこにベレッタさんなりのアレンジを加えたサンドは……じゅるー」

フィーナ「大満足の後、牧畜事情に思いを向けて、もっと内陸に進出して、上手くまわせるようになればできるのかも」


ダルムズさん Pno:924

フィオ「ワンペア」

フィーナ「おーけーおーけー。ろざりーん!!」

フィオ「コミュニティ事情はわからないなぁ、酒場とかで個人でやっている人はいるだろうけど」

フィーナ「そうだねポーカーには向いていないかも、マージャン……別次元でなら」

フィオ「ふーむ……やっぱり開示されちゃうのなら、戦争みたいに、カードの数字比べがいいと思うけれど」

フィーナ「ちょっと考えてみたけれど。勝ちすぎ注意って感じで
1.五枚引く
2.順番を決める(1〜5)
3.数字を比べる(大きいほうが勝ち+特別ルール)
4.勝敗を決める(ポイント比べ)
 ってのはどうかな、特別ルールで一つ前に負けたら、数字の差分、今回の数字に加算する。
 普通に勝ったら1ポイント、小さい数字で勝ったら2ポイントとか」


フィオ「すごい荒削りだけどね」


フィーナ「最後に」

フィオ「見てるよーこちらこそありがとう。サグパニールある?」

フィーナ「私はテリメインにいないからなぁ」

フィオ「あ、君つけてもらってるけど、女子だからね、一応ね」

フィーナ「愛称だと男性っぽいよね」


ミアーさん Pno:958

フィオ「海の中があわただしくなっていく中、未開の地へと足を踏み入れる予定のミアーさん。不安はあるけれど、フィリーさんと一緒なら大丈夫と考えて」

フィーナ「今日はフィリーさんについて。昨日思いを吐き出したのが、ちょっとした慣れのようになったらしくて、今日も深いところのお話になるのかな」

フィオ「フィリーさんがミアーさんと一緒に行くことを決めたのは、『面白そう』だったから、髪にかかった呪いとかがその要因だと考えていて」

フィーナ「逆に、ミアーさんがフィリーさんを選んだ理由、それはまだわからないと」

フィオ「ふむ、まぁそれでもいいのかなと、偶然の出会いからでも旅を続けていれば、後からついてくるんじゃないかなって」

フィーナ「続けて、懺悔だという言葉は。自分がした、していることへの言葉で」

フィオ「目的を問われて、それを素直に答えた。その裏で期待していたのは協力をしてもらえるだろうということ」

フィーナ「面白いことを求めてやってきたフィリーさん。自由にだれにも縛られることなく生きたいんじゃないのかと考えて」

フィオ「……なるほどね。確かにそれが全てそういうことだとすれば……そういう風に考えちゃうのかな」

フィーナ「考えすぎだと思わないわけじゃないけど、どこまでも真剣だね、気持ちいいぐらい」

フィオ「今の旅は楽しいけれど……か」

"フィリーのテリメインの旅が楽しいものになるように、私も努力をしようと思います。
できる限りの海を渡って、たくさんの人に出会って、多くの戦いをくぐり抜けて。
でも、私一人でできる事なんて、悪魔のあの子からすればきっとほんの些細なものでしかない。"



フィーナ「そこのところどうなんだろうね、私は『できる事』を過小評価しているように感じる、それはもっと大掛かりなことが出来るってことじゃなくて、やってくれたことをどういう風に評価するかは、評価をする本人次第じゃないかな」


素子さん Pno:962

フィオ「前回、小屋に帰って絶句した素子さん、果たして何があったのか……」

フィーナ「開いた先に広がっていたのはまさかの自分の部屋。似ているとかじゃなくて、間違いなく自分の部屋」

フィオ「飛び込んだベッドも幻覚じゃないことを示しているし、本当に帰ってきちゃった……?」

フィーナ「部屋の状況も素子さんが出て行ったときと同じみたいだしねぇ……あ、一部の人は苦手な炭酸飲料」

フィオ「ようやく治療を思い出して、傷をふさぐ。そのあといつも使っていた服に着替えて、ちょっと出かけようとしたら」

フィーナ「外に広がるのはテリメイン。振り返れば当然のように自作の小屋がある」

フィオ「だけれど扉を開けてみると、さっきの部屋が。つねってわかるように夢じゃない」

フィーナ「混乱しているところに訪れた郵便屋さん、いつもどおりの決まった挨拶と作業、でも彼の後ろに広がるのは海岸で」

フィオ「郵便物も普通に受け取れて……この人がおかしいって感じじゃない」

フィーナ「そのまま帰っていった郵便屋さん。一拍遅れて扉を開くけれど、その姿はどこにも無くて」

フィオ「わけはわからなくなったけれど、まぁいいかと、電話をしようとしてみると」

フィーナ「幾つかの手がかりに充電の変化というピースが加わり、自分の状況について理解が深まる」

"これにより素子は少しずつ理解してきた。
自分のみ、この部屋とあの世界がつながっている状態なのだと。
もしやと思って部屋の奥の窓を開けると、やっぱりあの海岸だった。"



フィオ「起きた現象はある程度理解できたけれど、原因はさっぱり。まぁでもとりあえず腹ごしらえをしなくちゃと」

フィーナ「大量の獲物を台所に、はてさてどんな料理にするのかな」


アズテアさん Pno:964

フィオ「前回、感動の兵馬俑から……なんだこれ」

フィーナ「宴でしょ」

フィオ「ツッコミ役を増やそう、そうしよう」


フィーナ「えっと、跳びまわれるのが新鮮で浮かれていたらしい王子。血を吐きまくるのは生前からだからね、しかたないね」

フィオ「苦笑しつつもゲッホゲッホ、配下の二人が大あらわ」

フィーナ「マンボウってそのあたりに転がってるものなんだね……」

フィオ「さて、今現在は葬儀お疲れ様会中ということで、ただこれも大事な弔いだよと」

フィーナ「文化の違う弔いだけれど、先生は流石にお詳しい」

フィオ「抹香と陰膳ね……あ、本当に宴会の余興だった」

フィーナ「アズテアさんが気づいたのは、無人の席に置かれた料理、先生が説明してくれるところによるとポチさんの分ということで」

フィオ「ボケ殺し。なるほどね、死者の分と。全部が逆になるのはちょっと聞いたことあるかも」

フィーナ「ポチさんは放置プレイが苦手……と」

フィオ「三人で席につくと、すぐ近くにあの三人がいて」

フィーナ「王子は礼と謝罪をして。それから必要な情報を聞き出そうと話が始まる」

フィオ「あの村であんなことをした理由だけれど、王子には明確にできないと」

フィーナ「国が滅びた後に流れ歩いていて、研究を統括する人に出会って拾ってもらったとのことで、その人、プロモさん、が何故あんなことをしていたのかはわからない」

フィオ「胡散臭そうなカツオなのかも」

フィーナ「うん、多分はじめて聞いたかも、外に出ないと、比較のための名前とかきにしなくなりそうだね」

フィオ「研究室の数と術士の数が同数で、それぞれ専門があるから専用の部屋を持っていたと」

フィーナ「名前メモメモ」

フィオ「みんなやっていることが違った中で、王子の分野は『死霊術のシステム化』ふむ……ガリガリガリ」

メモの音



フィーナ「三人が細かい部分をつくって、プロモさんが大きな何かをと、だけれどそれがなにかはちゃんと把握していないけれど」

フィオ「何かの供養。ねぇ」

フィーナ「死霊術をそういう風に転用しようとしていたとのことだけど……わかんないね」

フィオ「アズテアさんの疑問、ポチさんの中に閉じ込められた理由についてもわからないみたい、全てはプロモさんか」


フィーナ「重要カツオ」

フィオ「非人間に人権をください」

フィーナ「謎の立場のプロモさん。じゃあ王子が個人的な親交があったのは……と南の人でスメンクカーラさん。研究は『エンバーミング技術』……え」

フィオ「えっ」

フィーナ「先生も呆けたような表情をするレベル」

フィオ「そこへポチさんが突然、連続蘇りー」

フィーナ「おぉ、壮観だ……」

フィオ「次回予告ー」

フィーナ「三人目がキタゾー」

フィオ「ポチさんよりどえらい相棒っているのかな」


アファイブさん Pno:976

フィーナ「穏やかな日々、オオモノがほしいと思うけれど……」

フィオ「そろそろアレがくるころかなぁ」

フィーナ「今回はお仲間さんについて、コッソリ記録してたとのこと」

フィオ「シンプルないい絵じゃない? さて、リーディスさん、アファイブさんより少し大きいね」

フィーナ「犬系の人は私も見たことあるな、多分いろんなところに進出してるんだと思う。頭髪から放たれる魔力……これは魅了的なものなのかな」

フィオ「戦闘方法について、剣術か」

フィーナ「イイネ。得物の長さでスタイルも大分変わってくるけれど、このぐらいなら格闘もかなり織り交ぜてって感じかな」

フィオ「持ち上がらない剣は、ただの荷物だ」

フィーナ「バカンス好きとの事、バカンス・センスという謎の指標。まあ仲良く出来るのはいいことだよね」

フィオ「情報はまだ多いとはいえないけれど、このまま探索を続けていけば、いろいろと書くことも増えてくるかもね」


イルヤさん Pno:1020

フィーナ「今日は水着買い!(回)スキルストーンを使っても服が水にぬれちゃうことが気になって、それを防止するスキルストーンもあるけれど……いろいろ不安があって」

フィオ「ということで、テリメインにやってきてから『水着』なるものがあるとしって、パーティのみんなで買いに行くことに」

フィーナ「訪れたのは海辺にあるお店、海岸は人でにぎわっていて麗らかな陽と、静かな波が穏やかな時間を飾ってる」

フィオ「お店ではみんなそれぞれに選んで、イルヤさんはヒミコさんに聞いたりしながら、鏡の前で着てみて」

フィーナ「おーかわいい。マヒルさんもかわいい。わりと大胆でもそういう人多いから気にならないんじゃない」

フィオ「ちょっと遅れて合流したヒミコさん。イルヤさんは水着のデザインを見るつもりがある一部分に目を奪われて」

フィーナ「いやーみんなかわいいな似合ってるなー……わかるよ、イルヤさん、痛いほどに。でも、いつかはと、希望を持ちすぎるのも危険なのだよ、気をつけると良いよ」

フィオ「イルヤさんは大丈夫じゃないかなー……」


テオさん Pno:1030

フィーナ「テオさんが海底に沈んでいたころのお話。まだテオフィリンではなく、姿も女性ではなかったころ」

フィオ「叶わなかった恋に意気消沈して、海底で眠り続ける日々。まったく動く様子もなく、生きているのかも怪しい様子だったから、身体は苔だらけ、魚に食べられちゃったところもあったし、右目があった場所からは海老がこんにちはしている」

フィーナ「海老の巣穴にされちゃってたんだね……生きる意志は無いけれど、身体は勝手に動く、といっても内部なのだけれど。海中の微生物とたまに届く日光で、栄養が作られ、身体を直して、壊されて直してを繰り返しているから、姿は落ちた時のまま変わる様子は無い」

フィオ「理想的な水死体」

フィーナ「もしもテオさんが女性に生まれていたら、王子様に救われるという望みを持てていたのかもしれなくて、そうしたならば」

"望みさえすれば幽霊魚の性質により可変性を得た肉体はたやすく変質を開始し、
ヒトデのようにやわらかくまるくて吸いつくような肌触りのあたたかな女性の体を獲得し、
レースのようにヒダ状の模様を描く淡桃のウミウシの卵で髪を飾り、
クラゲを縫い合わせた外衣は海の流れにあわせてひらひら揺れて七色の光を反射し、男を誘惑する妖にもなることはできたのだ。"




フィオ「だけれどそれを望む意思はとっくの昔に死んでしまっていた。肉の中で溶け出して、吸収されて、栄養になっていた」

フィーナ「そんな生きているけれど、生きているといって良いのかわからないような身体。だけれど長い時間そうしているうちに、ある転機が」

フィオ「とりあえず形は保てているけれど、ひざから下はなくなっちゃっているし、エビの拡張は頭の中をすっからかんにしてしまっていた」

フィーナ「そんなテオさんからほんの少しはなれたところに、きらきらと輝く宝石があった。時期で言えばテオさんの後に沈んできた『それ』、ただ動かないテオさんと、落ちてきた宝石は触れ合う機会は無くて」

フィオ「でも水の流れに翻弄される宝石は、ちょっとだけ動く事があって、それがたまたま、テオさんの手に触れた」

フィーナ「瞬間、テオさんの身に起きたのは。脳みそが無いはずなのに、瞳に散った火花を自覚して、身体に流れ込んできたのは、沈んでいた間に身体に起きたさまざまな現象の記憶。さらには感じるはずだったさまざまな感情が一気に」

フィオ「これは当然のように混乱する、下手したら発狂してもおかしくない」

フィーナ「新しい魂がテオさんの中に生まれていたんだけど……」

フィオ「そのまま起き上がって海へ、身体の中にとらわれていたかつての魂は解放されたんだけど、そのせいで新しい肉体の魂は、大きなものが欠けてしまった」

フィーナ「この後どんな道をたどることになって、今へ至るのか、それはまたいつか、ということで、楽しみに待たせてもらおう」


ラティスさん Pno:1033

フィオ「セルリアン海上の船の上、ラティスさんはヘイゼルさんに、データの異常についてきいてみたけれど」

フィーナ「データの書き換えがされていたからってことだけど、やるわけ無いじゃないと」

フィオ「もう一度二人でチェックしてみて、どうやら初歩的なミスが原因なんじゃないかとめぼしがついて」

フィーナ「ヘイゼルさんが有閑マダムより下とは思えないしなぁ、というかどう考えてもはるか高みだよね」

フィオ「これはごもったもなヘイゼルさんの怒り、流石にそっちをやっている人がこんなミスをするわけにはいかないよね」

フィーナ「そこに現れたライラックさん……あっ」

フィオ「有閑マダム……」

フィーナ「ラティスさんのナイス判断、そういうことなら仕方ない、そういう仕事を振ったほうが悪い」

フィオ「この二人ならすぐなおせそうだしね、それにしてもなんとなくいろんなことをこなしそうだったから意外だな」


フィーナ「チェーンジェム『運命力』について」

フィオ「このTGをもったおかげで今では幸せです! みたいな」

フィーナ「結局良くわからないんだよねぇこれ」


ソラさん Pno:1042

フィオ「新しく登場したシスター、レインさん。明るく元気いっぱいで、ソラさんのゴミ拾いも手伝ってくれる子なんだけれど」

フィーナ「その若さのせいもあって、知らないことも沢山ある。勉強続きのソラさんより、知らない事だってある」

フィオ「毎日ゴミを拾っても、次の日にはまたゴミが出現する。海の向こうからやってくるものは、拾うそばから捨てられるものもあるかもと」

フィーナ「それは確かに酷いこと、片方が一生懸命になって行っている作業を、その反対側では邪魔し続けているのだから。『正直者が馬鹿を見る』残酷で救いの無いような一つの道理は、それもまた、しかたがないと受け入れなくてはならないもので」

フィオ「レインさんはその酷いことを許せないんだとおもう、見張って、それをさせないようにするというのはその表れかな。ただ、全てを正義で満たすには海は広すぎる」

フィーナ「レインさんが学ばなくてはならないことは、あまり綺麗なことばかりじゃないよね」

フィオ「人生は常に学ばなければならない、ソラさんが言うと重いなぁ、いろいろと」

フィーナ「勉強と学びはまた違うけれど、それもまたこれから、かな」

フィオ「今日も沢山のゴミを拾って。今日は手伝ってくれたレインさんだけれど、他の人の手伝いにも奔走しなくちゃ行けないからと」

フィーナ「ソラさんはそれを了解し。それじゃあ今日のうちにもう少し付き合ってもらおうと……なんでもいい、か」


フィオ「二人が向かった先は、酒場。いくらソラさんが型破りでも、戒律をガンガン破っていくわけじゃなくて、ましてや今日は少女づれ」

フィーナ「さりげなく坊主がいぢめられてるけど、まぁそれはそれとして。今日の目的は普段とは違った相手への宗教活動、こんなところにいる相手だけれど」

フィオ「とりあえず招かれた、というか望まれた形での来訪ではあるみたい。ギィギィ音を立てる扉の向こう側の声は入ることをためらわせるのには十分で、ユキさんが嫌がるのもわかる気がする」

フィーナ「で、抜擢されたソラさんはレインさんもみち……さそって、彼女なりの考えはあったみたいなんだけれども」

フィオ「こわれたロボみたいになってるー!!」

フィーナ「ソラさんのせっとく。大人の階段のーぼるー」

フィオ「マシンガントークで拒絶するレインさん、根こそぎ奪われる……なんだ負けイベントか」

フィーナ「啖呵を切って出陣。ぶぉぉー。酒場に入ると臭気と、遊び方の間違ったダーツが立てる音で、想像より状況の悪い場所に来てしまったことを悟って、さっさと事を済ませようと」

フィオ「だけれど二人は兎角目立つ、当然みんなが見る、視線が集まって、漏らす笑いは乾ききってる。弱音も仕方ないこんな状況じゃ。だけれどソラさんはすっと前に出て、用件を口にする」

フィーナ「場に不似合いな言葉だけれど、望んでいた反応は確かにあった。関係ない人々はそれぞれ興味を失って、敬虔な男達が前に出てくる」

フィオ「海賊なのに、と思わないことも無いけれど、信仰の対象であるカイが、そもそも階級の低い生まれだったそうで、そこから上り詰めていくストーリーは階級を超えて人々に希望を与えたんだって」

フィーナ「どちらかといえば貧者から信仰されることの多い神であるからか、彼らもその一端ということ」

フィオ「ソラさんはその一団を座らせて自分も腰掛ける、レインさんは……あー座るとダメか」

フィーナ「口上から初めて、門出の言葉が語られる」

フィオ「聖書を開いて読む形になっていて、ソラさんは前半部分を暗記していて、日々の勉強のおかげなのか、そこを越えてもある程度までは読めた……んだけど」

フィーナ「やっぱりというか、だんだんと突っかかりが多くなって、だまって聞いている男達も妙な雰囲気を感じ始める」

フィオ「そこでレインさんのナイスフォロー。何とかかんとか読むべきところを全て呼んで一礼……弱きものは善き導き手を隣人とせよ」

"「超越の徒が恥ずかしいばかりですが、わたくしは隣人がいなければまだまだ未熟なシスターにございます。
 ですが必ずやわたくしも超越を。皆様と共に歩んでいきたいと思います」"



フィーナ「あまり適切な言葉じゃなかったのかもしれない、ただまっすぐなその言葉は、私は好ましいものだと思うな」


フィオ「一仕事終えて。レインさんは普段見ていたものと違うソラさんをみて、不思議な感覚を覚える。ふむ……」

フィーナ「ソラさんはお腹が減ったからと一つの提案をする、返ってきた言葉を咎めつつも、今日のこともあったし特別だからと」

フィオ「私もアイスたべたいなー」


メルエットさん Pno:1045

フィーナ「海底遺跡にて二人の行く先をふさぐマイケル。あ……処理されそう」

フィオ「空気が無いからね、容赦なくても仕方ないね」

フィーナ「場所にあわせた魔法を選んで、狙いを定めて構えを作る。生まれた光球は綺麗だけれど」

フィオ「生まれたときは小さかったのが、両手で包んでいるとだんだん大きくなって、メルエットさんの一言でそれは沢山の光の矢になってマイケルを刺し貫く」

フィーナ「綺麗な魔法だね。色は勿論、その姿も……」

フィオ「オーダーどおりさっさと終わらせたね」


フィーナ「ユーリスさんは良くわからない魔法だといい、メルエットさんも良くわからないという。自分で扱ってるのに!」

フィオ「自分で使っていても良くわかんないものって結構あるじゃない」

フィーナ「否定は出来ないけど。義眼と相性のいい魔導石を探しているところもあって、いろいろ試しながらゆっくりと前に進む」

フィオ「勢いで進める間はそれで良いけれど、突然上手くいかなくなったりもするから、その前にちゃんと準備をしておくべきだよね」

フィーナ「出来てない子がなんか言ってる」

フィオ「シャー! 今回使ってたのはほたる石。使い勝手はそれなりだけれど、もっといろんな色の魔法も使いたいと、ユーリスさんはその言葉を受けて次に使う鉱石を考える」

フィーナ「本当ならアクアマリンが見つかればいいんだけれど、と。ただ、メルエットさんが言うとおりで、簡単に見つかるのなら、ここにいる必要も無い」

フィオ「今日のところはとりあえず戻って……旅は始まったばかり、ほしい物が、ほしい形でなくても、見つかる事だってあるかもしれない」


ロジェさん Pno:1080

フィーナ「流れの中でつぶやく飛行の術で、まるで成功したかのような気分になって。自在に空を飛んでいた主人のようにしてみるけれど、なんだか溺れそうで控えめに」

フィオ「それだけでも気持ちがいい。海の中特有の景色が視界に入って楽しませてくれる」

"慎重に体の向きを変えると、見上げていた波の影の形が落ちた海底が見え
白砂と岩のコントラスト、所々に咲いた珊瑚と海草の森、魚たちの鱗のきらめきが綺麗だった。"



フィーナ「そうしているうちに、引っかかってとまる。飛ぶように流されているうちに随分離れた場所に来ていて、戻らなくちゃと思いながら、うつ伏せになって流され続けて」

フィオ「そんな感覚が気持ちよくて、もっと上手に泳ぎたくなったのかな。焦りは禁物とわかっていてもはやる気持ちは、確かにあって」

フィーナ「実際に空は飛べないけれど、この世界の水の中でなら……と。スキルストーンさえあれば、ある程度の無茶もきくだろうし、納得できる形まで出来るようになると良いけど」


ヨビスエさん Pno:1093

フィオ「先生、今日の料理は一体なにをおつくりになるんでしょうか」

フィーナ「しーちゅーばー」

フィオ「材料から見るに飲み物かな……えっと準備するのは」

フィーナ「ジュースとジュースとジュース」

フィオ「レモンジュース多くない? それをとりあえずミックス! テレレレー シンデレラ」

フィーナ「ヨビスエさんは言う側かな、言ってもらう側かな」

フィオ「ガラスを溶かす、超高熱のキメ台詞だね」

フィーナ「なんか疲れてるけど、実食!」

フィオ「と、いうことで、今回のメイン議題、どうやって飲食してるんだろう、なんだけど」

フィーナ「まずいのはともかくとして諭吉君が死んじゃうのはまずい」

フィオ「で、マジックパワーですな。ふむ……液体に作用する魔法かな、取り出しても中身はそのままみたいだし、目の水分とかに気をつけないとちょっと怖いかもしれないけれど」

フィーナ「そのまま宙に浮かせられるのは便利だねー、他の容器なくてもいいんだ」

フィオ「で鉢は普通に脱げる。とこれも魔法の品みたいだけど、形状変化がそれなりにスムーズだ」

フィーナ「流石にそんな顔を全国ネットじゃ流せないね……」

フィオ「予想とたがわないくらいにかわいい。ただやっぱり涙が目立つね」

フィーナ「料理番組的にはこれでいいのかな、でも美味しかったのなら何よりだね」

フィオ「パインはキウイとも合うから気が向いたら試してみてもいいかもしれない、ビタミンCも豊富だし」

フィーナ「なんというか、いつもどおりだったね」

フィオ「これって物品送れるんだ。……なんか面白い贈り物ないかな」

フィーナ「そんな機能無かった。見切り大量かー大変だ。はたから見る分にはなんとかなったようだけれど」

フィオ「はたして、きのこることはできるのか」


ケイさん Pno:1095

フィーナ「ある日、あの転送失敗の翌日のこと。どうやらお金が無いらしくて」

フィオ「宿代が高くついてる。こういう毎日必ず出て行くお金から削るのが節約のヒケツ」

フィーナ「装備を整えるほうを手抜きするわけには行かないと思うしね。今でこそ順調に進んでいても、やっぱりどこかで難関は待ち受けているはずだから」

フィオ「帰還に必要なスキルを習得しなければならない、ためしにキャラシに書き込んでみても、消えてしまっていることから、状況が判断できる」

フィーナ「ルルブにないって事は……サプリ。もしくはGMのオリジナル……? 読めない形式になっているってこともありえるのかな」

フィオ「なんにしても楽観論は打ち砕かれて、次の手段をケイさんは考える」

フィーナ「先が見えない探索を続けなくてはいけない以上は、自分がしっかりと立つための足場が必要。それはすなわち安定した活動の下地」

フィオ「パーティの仲間は特殊な技能で、テリメインから本来の住居へと立ち戻ることが出来る。だからこそ、この問題を相談するのには向いていないと」

フィーナ「ケイさんが考えて、導き出した答えは……?」


姉妹と仕立て屋さん Pno:1102

フィオ「前日譚。執務室に二人の女性、お互いに人型ではあるけれど人間ではないみたい。スーレさんがぼそりぼそりとリピートリクエスト」

フィーナ「言われたイメトさんは、茶化すようにして言葉を紡ぐ。身分が高い人らしいのだけれど、そういう雰囲気よりはイタズラ好きな何かを感じる」

フィオ「スーレさんは再度のリクエストをして、返ってきた言葉は、出かけてくるというもので」

フィーナ「まぁそれぐらいなら、当主様だし、偉いし、だけれど目の前には山積みになったお仕事が、整理もされずにあるんですよ」

フィオ「スーレさんはそれをどうするんだと、少し強めに問うてみるけれど、イメトさんは堂々と」

"「帰ったら本気出す!!」"





フィーナ「遠くのパン屋まで聞こえる轟音と断末魔。わりといつものこと……じゃだめなんじゃないかなぁ」

フィオ「なおイメトさんは縛り付けられた様子。恨み言をさらっと流されて、ひたすら仕事をさせられてる、まぁ溜めたのは本人だろうからねぇ」

フィーナ「水着選びに一人遅れる当主様、仕事が山積みの当主様、お目付け役に鞭を持ってせかされる当主様。……当主様って偉いんだっけ?」

フィオ「えら……うーん。えら……んー」


どうぞうさん Pno:1111

フィーナ「ローディおばさんによろしく」


ノーチェさん Pno:1154

フィオ「日替わり日誌のような、今日は主計長のシオさん。前回音を上げた船長が……あー残念だなーまことに残念ダナー」

フィーナ「大敗に終わった昨日の戦いを思い出して、あの組み合わせがここら辺では一番厄介みたいだね、抜ける人はちゃんと想定と準備をしているからね、慢心は浅いところで知ることが出来れば、先に進む原動力にもなる」

フィオ「検閲はいったら殺されるかも……、主計長は二度死ぬ」

フィーナ「たしかに、立て直しが急務だろうからね、足止めされると、最前線からは一歩はなれちゃうし」

フィオ「あ、そういう仕事なんだ。……適材適所? もともと戦いの中にいた人だと、目の前で負けてるのをだまってみていられないだろうねぇ、ウスくなるのは危ないな、たぶん」

フィーナ「そうだね、常に前向きである必要は無いけれど、少しでも早く立ち上がらないと、時間はだれの事も待ってくれないし、次へ次へ」

フィオ「パーティ組んでいるならみんなで強くなっていけば良いからね」

フィーナ「船長……楽しいのはわかるけど、今度はつるされるだけじゃ済まないかも」

フィオ「なんとなく頭のよさは垣間見えた気がするかも」


イリューザさん Pno:1192

フィーナ「深く潜った地点での一戦。敗北という確かな結果と、善戦という次へつながる過程、後者も決して軽視すべきものではないけれど、やはり大事なのは前者で、敗北してしまったという事実がそこにはあって」

フィオ「冒険者というものに慣れているイリューザさんはそれを良くわかっていて、信頼や信用を勝ち取るためには、何よりも結果を出さなくてはいけない。ここでは切り捨てられる心配はないし、過程を生かしてやり直しは聞くのだけれど、それでも確かな遅れが生じてしまった」

フィーナ「それがイリューザさんの答え、思考にかまけて深い位置に潜ってしまったのは、この海に潜む脅威を甘く見ていたからかもしれないし、後から思い返せば反省点はいくらでも見つかる」

フィオ「ただ、これで終わらないのが冒険者。次に同じ脅威と相対したときは確実に突破するために、戦闘を振り返り始める」


フィーナ「特徴として防御が固いことはわかっていた。おそらく一番厄介な相手であろうあいつは、ほんの少しだけ攻撃してくると、あとはひたすら防御を固めて耐え忍び、相手の息切れを待つ……。水中であるということを生かした生存戦術だね」

フィオ「そして、それに対応するための準備はしていた様子なんだけれど」

フィーナ「体力よりも空気の供給をする布陣を組み、了承もしていた、ただ実際には一切の援護が無かった。これこそが今回の裏に潜んだ敗北の種だったのだー!」

フィオ「スキルストーンが発揮する技術と発揮条件。そしてその『順番』」

フィーナ「多分これがもう少しゆるい規制であったのなら、こういう形にはならなかったんだろうけれど、ここから先はイリューザさんの説明のとおりに」

フィオ「勉強になるなぁ……」

フィーナ「この一見地味に見えるけれど、非常に重要な発動条件。これを上手いことそろえていくことが、今後の課題としても挙げられると思う」

フィオ「スキルストーン同士の干渉については、推測ではあるけれど、多分そういうことなんだろうね。自分が望むときに発動できないと、かなりの不自由を強いられそう」

フィーナ「さて、だけれどこれをボーネンスさんに言う必要はないと考えて、それは信頼というところも勿論あったけれど、イリューザさん自身の反省もかなりあったらしくて、こうやって試行錯誤して、相手を打ち破っていく……のが冒険の醍醐味かもね、刺激としては少し強すぎたかもしれないけれど」

フィオ「怠っていたと反省できるのも、次へ進むには大事なこと。私も一点突破好きだけど、敗北の後だしより多角的な攻撃手段を考えていくべきなのかもね」

フィーナ「ただ、からめ手のようなものは、もう一人の攻撃担当であるオルカさんが考えているみたいだから、イリューザさんの路線はあまり変わらないみたいだけれど」

フィオ「負けた、とはいっても一切歯が立たなかったわけじゃない、足りなかった部分を補うことが出来れば、深いところだって全然怖くない」

フィーナ「今回の負けはいい経験だった。そういえるかどうかは、ここで何をして、何をつなげるかにかかってる。やる気十分なボーネンスさん。意気消沈したというわけじゃなくて良かった。立ち上がり、進み続けられるのなら、何度負けようが……何度もってのは言い過ぎかもしれないけれど、決して絶望するようなことじゃない」

フィオ「さて、そんな風にしていたら、飛び込んできた噂話、聞き耳だけ立ててみるけれど」

フィーナ「ロザりんの噂話? ……ろくなものではないことは、あ、いやナンデモナイデス」

フィオ「あくまで噂だからねー、だからちょっと笑って流せたり、こわいなーなんておびえる真似が出来たりするのかもしれない、もし本当にその強制労働施設に送られたのなら、表情もなくなりそう」

フィーナ「シュナイダー氏……。たしかに、海賊が確保されているという事実とそれを留め置く施設があるということ、一般的な冒険者からすればこれはありがたいね。少なくともやったもの勝ち、という無法ではないってことだ」

フィオ「う、噂にはオヒレがつくからなぁ……更正するはずが廃人になっちゃったとか……ないよね?」

フィーナ「お、ロストテクノロジーで、失われたメッセージが復活してる」


弁天ちゃんさん Pno:1213

フィオ「昨日言っていた合コンへ行ったらしく」

フィーナ「はぁ、真面目な……」

フィオ「魅力的な誘い文句の数々、帰結がそうなるのは私にはわからんが」

フィーナ「いつもより気合を入れて、周りの人たちも魅力がある人たちで、でもなんか想定とは違っていて?」

フィオ「……フフッ」

フィーナ「料理が盛りだくさん。持ち込みOK……うん、嘘は言ってないな」

フィオ「想定と全然違う場所に来てしまった弁天ちゃんさんの運命は!?」

フィーナ「ちゃんと貢献しました。出来る女性だ……」

フィオ「いやまぁ、真面目も美徳だよ、うん」

フィーナ「有意義な合コンでしたね……」


Z姫さん Pno:1245

フィオ「そりゃ怒られる」

フィーナ「Z姫さんのこれまで、俗世に染まらず、無垢であれ。ということが常識の欠如につながっちゃったんだね」

フィオ「悪気があってやったわけじゃない……としても、ちょっと怒らせちゃったみたい」

フィーナ「お芋を食べる時間はわりとどうでもいい。ちゃんと説明してあげるツ・カイさんは保護者だなぁ」

フィオ「説明を受けて、これまでしてきたことと、怒られたことの因果関係がわかり始めたZ姫さん」

フィーナ「本質は理解できなくても、トラブルの芽は一つつまれたかな」

フィオ「あ、あれ?」

フィーナ「持ち歩いているそれ、持っているはずのそれ。これは不安で……すみそうかな」

フィオ「そうそれ! コイン。無いとガチャガチャできないそれ」

フィーナ「ツ・カイさん……心中お察しします」

フィオ「ガチャはほどほどにね……」


オリナさん Pno:1299

フィーナ「前回新しい部屋への扉を開錠した様子だったけど、一つの問題はどこが開いたのだかわからないぐらいに、この船には開かずの部屋があって」

フィオ「一つ一つ調べるのは時間がかかったんじゃないかな、対応する部屋をメモしておいたほうが良いかも」

フィーナ「さて、たどり着いたのは狭い通路を抜けた先。蒸気の音とともに開いた扉のむこうには……」

フィオ「真っ白な部屋、清潔な床、静かな場所……」

フィーナ「シオネさんが何かを発見してオリナさんを呼ぶ、表示されているのは図面だけれど、オリナさんは一つの疑問を口にして」

フィオ「どうやって開けた?→触ったら開いた」

フィーナ「……才能発揮しちゃったかーってそんなわけあるかいな」

フィオ「眺める図面はここが医療区画であることを示していて、え、えーと……設備のレベル高すぎない?」

フィーナ「病院船とか? そんなのあるかはしらないけれど」

フィオ「広すぎる空間に、とりあえずは切り上げを宣言して、もう一つの区画だけを見ておこうと。これもシオネさんが開けて、やはり才能発揮してるのかも」

フィーナ「今の段階でも不穏なのに、大丈夫かな……」


こくりさん Pno:1457

フィオ「その日の探索はもう終えて暗い夜の中に、オレンジ色の灯がともる。その一室に座り込んだ潜水服。沙世さんは床に横になって、紫夏さんは丸まって眠っている。夜に探索は出来ないし、朝を待つだけ」

フィーナ「こくりさんは自室でお茶を沸かして。上機嫌なのは、注連縄をして、ボードを掲げていたら、二人が作法にのっとって参拝してくれたから」

"神々とは人々の信仰があって初めて成り立つ存在なのだ。これによりこくりもまた願いを新たにする。この探索の旅がどのような結末になるかは、己にも分からないのだが、それでも、己の目的だけではなく、彼らの願いを叶えられるよう、神として働かねばなるまい、と。"




フィオ「そ、そんな機関が存在していたとは知らなかった……」

フィーナ「こんなこというのも失礼かもしれないけれど、意外と科学的なんだね神様界隈」

フィオ「確かに、誰も不幸にしないで、運気が上昇するというのは素敵なことのように思える」

フィーナ「それと、比較するわけじゃないけれど、噂に聞いた願いをかなえる魔法、まことしやかに語られるそれにたいしては」

フィオ「危険だなと。こくりさんの所属していた神仏界隈では全知全能はありえないということになっていて……その話は有名だね、だけれど慣習としてそうなっていたのはしらなかった、神様もいろいろだ」

フィーナ「その上で考える、先の魔法が秘めたもの。制約と代償」

フィオ「ドラ○●ボールとファ▲ストかな」

フィーナ「自分の努力でたどり着けない願い……か。それでも欲してしまうことがないとはいえない。こくりさんはそれに興味を持ったからといって、止めようとするのではなく、慎重にコトを進めるように、と」

フィオ「こくりさんは書棚に向かう、かつてこの潜水服を使っていた人間の書棚なのか、多種多様な本からその人がどんな人なのかはなんとなくわかるんだけど……」

フィーナ「寝床にご一緒しようとした本は惑星についての本。興味深い本ではあるけれど……こくりさんは全体を見て、考える、この書棚には『海の本』がすくないじゃないか、と。……潜水服と海の少ない書棚、ねぇ」


リンシャンさん Pno:1461

フィオ「だんだん厄介な相手が増えていく印象だよね」

フィーナ「捻出できなかったとき、そのときはそのとき。出来たときにあわせて書く人もいるけれど、何事も無かったように再開する人が多いかな」

フィオ「新しいことをいっぱい知ることが出来る、知らない海域は楽しいよね。でもその心は忘れちゃならないと思うな、次の海は……あつそうだけど」

フィーナ「テリメイン水牛とかそのあたりにいないかな……」


アイリさん Pno:1473

フィオ「キルムさんが提案したのは、防御についてもっと学んだほうがいいということで」

フィーナ「や、やぶからぼうぐらいしってるわい」

フィオ「と、いうのも、先日の戦闘でアイリさんは防御に追われ続けて、まともに攻撃ができていなかったのだと、あらら」

フィーナ「防御も楽しいよ、そこから生まれる戦術的多彩さでは攻撃に負けずとも劣らない」

フィオ「キルムさんはアイリさんに効果的な言葉を選んで、なんとかやる気を引き出そうとするけど」

フィーナ「アイリさんが前衛である限り、身体を張るしかないのだ……」

フィオ「うわぁ、いい笑顔だ、そんなにか、そんなになのか」

フィーナ「新しい戦法を教えるというキルムさんに、回りくどいという態度を示すアイリさん、だけれど先日の失敗という事実でチクチクされる」

フィオ「何とか興味を持たせることには成功したみたいだけれど、結構無茶言われてるなぁ……蚊」

フィーナ「さされたあとはかゆい!」

フィオ「とにもかくにも実践ということで、錨を構えるアイリさん、キルムさんは杖を振り下ろして……」

フィーナ「錨で受け止めた形になったまま静止、そこから力をどんどん加えて……あー魔術的な何かやってるねこれ」

フィオ「やたらと大きくなった圧力に思わず抵抗するアイリさん、それをすぐにとがめられて」

フィーナ「一度仕切りなおして、教えていく。有り余る力の使い方。それだけに頼らないで、他の手段を把握しておくこと」

フィオ「再度。今度はキルムさんが受ける形で、アイリさんの剛力へ立ち向かわなかった」

フィーナ「本当に躊躇なく全力で力いれていたみたいだね。押しつぶされず、相手の体勢を完全に崩す技術、やるな」

フィオ「毒舌も忘れずに一撃、これが『フェイント』だ!」

フィーナ「煽りよる。相手の力を利用するというのは、本当に有効なんだけれど、実戦だと難しい、だからこそ訓練を続けて身体に叩き込む必要があるわけで」

フィオ「『受け流し』についても教えておいて、ふむ、これで魔法使い相手にも戦う手段ができたわけで……あとは練習あるのみだね」

フィーナ「さて、訓練を怠らず、と説明をして、ようやくちゃんと釘をさせたね」

フィオ「楽しい楽しい強制労働……」

フィーナ「働きたくないなら勝ち続けるしかない、この海の中で。がんばれる、これまでとは違う、本当の危機が後ろにあるのだから」

フィオ「個人で訓練できないってのは確かにマイナス点だねぇ、アイリさんみたいにキルムさんが居ればまだ良いけれど……」

フィーナ「一人でもイマジナリーフレンドと一緒にやればいいじゃん」

フィオ「それ実体ないから」


ファルトさん Pno:1488

フィーナ「見つけた新居、現在は改装中ということで」

フィオ「中でなにが行われているのかは、会話と音で判断するしかないか」

フィーナ「家と交渉……!?」

フィオ「出来そうな気がしてきた、かべのなかにいる」

フィーナ「いや、生きた家だとしたら、……実体として擬人化させれば……」

フィオ「思ったより大変な状況みたいだねー終わった後が楽しみだ」

フィーナ「語尾を厳密に規定される文化はみたことないなー、選択式ならありえるのかも」


葉月さん Pno:1518

フィオ「きちんクラブ……不思議な名前のカニだ」

フィーナ「チキンレーサー。それは一つの生き様、それは一つの業、それは最期を足掻く人々の名」

フィオ「チキレはほどほどにね!」


リンスさん Pno:16597日目

フィーナ「海沿いの小さな村、地理的や産業的な関係から、ただただ続くだけだった小さな集落の変わった風習」

フィオ「あー……牛を流すとか聞いたことあるかも」

フィーナ「無知が生んだ誤った風習だね、少しだけ悲しかった……と語り部は感じて」

フィオ「ある年の不作は、それはもうすさまじいもので、こんな村だから、当然こうなれば、出来るだけ多くの贄を海に放つことになって……」

フィーナ「小船に乗せられた、食糧、毛皮、織物、そして子供。自分もそこに育ち、それ以外の世界を知らなかったから、疑問に思うことすらなかったこの風習」

フィオ「純粋ねぇ……。小船から見える海を見て……ドラジェさんは、どうしたのか」

フィーナ「この後、飢える前だから、どっちだろうね」


フィオ「おはよう、もしくはバッドモーニング」

フィーナ「自室で目を覚ましたドラジェさんは酷い頭痛に襲われて、先の記憶が間違いなく、自分の古い記憶だと確信する」

フィオ「ただ起きた事実として、それを処理して、頭を揺らすたびに頭痛が襲いかかってくる」

フィーナ「何故こんなに頭が痛いのか、その理由に至らない。そんな時、扉の先に濡れタオルを持ったユニさんが現れて」

フィオ「あいまいな記憶を尋ねる前に、すさまじい勢いで迫られ、泣きそうな顔で告げられた言葉が、記憶をつなぎ合わせる」

フィーナ「当然問いかける。いつも居る場所に居ない存在感の大きすぎる彼女のこと」

フィオ「ユニさんは、答えられないような態度を示し、ドラジェさんを苛立たせる。間が開いて、つぶやいた確認の言葉をぶち破って」

フィーナ「うわー! 嘘だった!」

フィオ「かなり長い間眠ってしまっていた様子で、二人に心配をかけたのはあたりまえなんだけど、ユニさんの態度が誤解を招くものだったので、そこを確かめる」

フィーナ「まぁ流石にこの状況で、何にも無くてあの態度はないだろうからねぇ」

フィオ「海中での戦いで付いてしまった傷痕。美しい肌だからこそ、それが痛々しく見えて」

フィーナ「ふむ……何が裏目に出るかわからない、とはいえあの場面では治す以外の選択肢は無かったし、ちゃんと治す方法もあるわけだからね」

フィオ「痛みが無いのは不幸中の幸いだったね、日々の生活や探索に支障が出てしまうのは本当によくない」

フィーナ「強く治療を進めるユニさんに対して、リンスさんはつれない態度、ドラジェさんはそんなユニさんの様子からコトの大きさを感じたのか、頭を下げて謝るけれど……後悔はそのままおわらせちゃいけない」

フィオ「リンスさんは二つの正直な気持ちを話す。選択を迫られるドラジェさんだけど。うん、この言い方をされるとかなりくるね」

フィーナ「とっても深い信頼のようにも聞こえるけれど、ちょっと考えてから治すようにお願いして、それを快諾する。一件落着かと思ったところで……おやおや?」

フィオ「いつもと違う様子のユニさん。リンスさんからでた挑発のような言葉に、想定し得なかった反応を見せて、口をついた言葉が、以前言われたことに引っかかるようで、リンスさんへ火をつけたようにみえたけれど」

フィーナ「ドラジェさんナイス……! ただそれは気になっていたところで、リンスさんの答えとしては何故か魔法が使えて、とのことで、ユニさんもそれに矛盾は無かったと」

フィオ「ただやっぱり、あの場面にいたドラジェさんとしてはその説明は納得がいかなくて、ユニさんが幾つか可能性を上げてくれるけれど、淡々と否定される。眠ったままだった」

フィーナ「ドラジェさんに心当たりはあるものの、それが答えに結びつく気はしない。そこへユニさんが横から声をかけて……」

フィオ「出火原因は料理中に出歩いたこと……か、最近乾燥してるからなぁ」

フィーナ「引っ張られていくドラジェさん、騒がしい日々が帰ってきた、のかな」


フィオ「甲板船尾ヨリ、キッチン出現。……へぇ。いやいや、なんだこれ」

フィーナ「発明家ってスゲー!」

フィオ「というわけで、ここで料理をしていたんだね、火の心配はしなくて良かったようでよかったよかった」

フィーナ「ついに出現する手料理」

フィオ「……いま、卵焼きもスクランブルエッグも同じだって」

フィーナ「思ってないし言ってないし」

フィオ「甘めの卵料理って癒されるよね」

フィーナ「さて緊張の味見は如何に」

フィオ「甘くない!?」

フィーナ「襲い掛かられるようなしょっぱさは、流石にきついね」

フィオ「古典的ではあるけれどやる人はやるからなぁ、どっちか色つきにしておけばわかりやすいんだけど」

フィーナ「しおらしくなってしまったリンスさんを止めて、全部食べようとするドラジェさん、格好いい」

フィオ「お腹の中は空っぽで、入れる料理はしょっぱくて、それでもあぁ、生きてるんだなぁって」


フィーナ「寒くて暗い海の夜。リンスさんを呼び出したのは……」

フィオ「大事な話があると告げられ、興味がない風にふるまう。それでも話したユニさんの一言は」

フィーナ「えー、あー……そうくるかー」


スヴェータさん Pno:17305日目

フィーナ「海底から水面へとまっすぐに、太陽の光が届き、たどり着いた水上は、まばゆい光と空気に満ちていて、胸に吸い込んだ空気が安心を運んでくる」


フィオ「水浸しになったスヴェータさん。水中ですごしていた間に身体は限界近くまで疲弊し、とりあえずの場所で寝転ぶぐらいしか出来ない」

フィーナ「水によってへばりつく服や髪、寝転んだ所為でくっついた砂の不快感。呼吸が整ってくると、いろんなことがわかってくる」

フィオ「砂を落として、水は絞って、人が居ない場所へと何とか歩いてから、時計を使って自分を取り戻す」

フィーナ「息が続かない。スキルストーンがあっても、どうしようもないほどに疲弊してしまって、それは水の中に潜ること自体が、テリメインにきてから初めてしたようなものだからで」

フィオ「スヴェータさんの世界では人が入るべきではないほどに水は汚染されていた、見た目も臭いも、実際に入ってしまった結果も酷いもので、そんな場所で戦うことなんて想定されるはずもないだろうね」

フィーナ「毒沼で戦えって言われているようなものだからね……そんな世界なら、確かに陸上だけ考えておけばよさそうだけれど」

フィオ「何度か落とされたことはあるみたいだけど、そのたびに高熱出してるらしいから、これからもそこで戦うことはなさそう」

フィーナ「そんな世界だから、落ちたら即脱出が鉄則で、テリメインのように、長い時間をかけて潜り続けるのは初体験で、それは想像以上の困難が付きまとうことだった」

フィオ「洗面器に顔をつけ続けるような。というのはたとえ話でよく言われるけれど、ここでは『ような』じゃなくて、実際にそういう戦いをしなくちゃ行けないからねぇ」

フィーナ「かつて窒息させるという方法でその手にかけた獲物の姿。今度は自分がそれに倣うかもしれないという嫌な予感が」

フィオ「役に立つイメージはわかないけれど、せっかくの機会だし、身体能力が向上するのは間違いなくいいこと」

フィーナ「水泳は全身運動だから、お手軽に強化できるよ、溺れるかもだけど」

フィオ「お手軽とは」

フィーナ「とりあえず泳ぐぐらいは。自分が知らないコツや技術がある予感。確かに教えてもらうのがいいと思うけれど……その秘密を知られてもいい相手なら……むずかしいか」

"「でも、どうこう言っても始まンねえ。文句言ったってしょうがねえんだ。やるしかないなら、やるさ」"



フィオ「懐中時計が彼女をもう一度切り替えさせる、心も身体も疲弊しているけれど、それでも」



posted by エルグ at 08:27| Comment(0) | 日記